研究課題/領域番号 |
17590125
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医療系薬学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
高野 幹久 広島大学, 大学院医歯薬学総合研究科, 教授 (20211336)
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研究分担者 |
永井 純也 広島大学, 大学院医歯薬学総合研究科, 助教授 (20301301)
湯元 良子 広島大学, 技術センター, 技術班長 (70379915)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2006年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2005年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | 肺胞上皮細胞 / アルブミン / インスリン / エンドサイトーシス / クラスリン / カベオラ / レセプター / ドラッグデリバリーシステム / タンパク質性医薬品 / 細胞内局在 |
研究概要 |
本研究はタンパク質医薬品の新たな経肺投与ドラッグデリバリーシステム(DDS)構築のための基礎的情報を得ることを目的に、ラット由来培養II型肺胞上皮細胞RLE-6TNにおけるアルブミン及びインスリンの取り込み機構、及びラット肺胞II型上皮の初代培養細胞におけるアルブミンの取り込み機構について解析し、以下の結果を得た。 1.RLE-6TN細胞におけるFITC-アルブミンの取り込みは、温度依存性、濃度依存性、エネルギー依存性を示すこと、その取り込みには高親和性、低親和性輸送系が関与し、高親和性輸送は主にクラスリン介在性エンドサイトーシによることを明らかにした。 2.RLE-6TN細胞におけるFITC-インスリンの取り込みは、アルブミンと同様、一部クラスリン介在性エンドサイトーシスによるが、その他の経路も関与することを明らかにした。 3.共焦点レーザー顕微鏡およびSDS-PAGE/フルオロイメージアナライザーを用いRLE-6TN細胞内に取り込まれたFITC-アルブミン及びインスリンは、一部リソソームへ移行し、分解されることを明らかにした。 4.ラット肺胞II型上皮細胞の初代培養系を用い、アルブミンの取り込みについて解析した結果、RLE-6TN細胞と同様、クラスリン介在性エンドサイトーシスにより取り込まれることを明らかにした。 5.RLE-6TN細胞の粗膜画分を用いてligand blottingを行い、FITC-アルブミンに結合する複激のタンパク質の存在を認めた。 今後はII型とI型上皮細胞における各種タンパク.質のエンドサイトーシス活性、トランスサイトーシス活性、関与するレセプターを比較解析し、タンパク質医薬の経肺投与DDSの構築に向けての検討をさらに進める予定である。
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