研究課題/領域番号 |
17590142
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医療系薬学
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研究機関 | 国立医薬品食品衛生研究所 |
研究代表者 |
斎藤 嘉朗 (齋藤 嘉朗) 国立医薬品食品衛生研究所, 機能生化学部, 室長 (50215571)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,800千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 300千円)
2007年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2006年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2005年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 薬剤反応性 / 薬理学 / 遺伝子 / ゲノム / 薬剤反応 / 薬物代謝酵素 / 安定性 |
研究概要 |
薬物代謝酵素活性の個体差の原因の一つとして遺伝子多型が注目されているが、3'-非翻訳領域の多型に着目した研究は少ない。本研究では、グルクロン酸転移酵素UGT1A1を対象に、3'-非翻訳領域の多型の影響を解析することを目的とした。具体的には本遺伝子の3'-非翻訳領域に連鎖して存在する多型群(1813C>T, 1941C>G, 2042>G : ^#IBハプロタイプ)を解析対象とした。 1.in vitro解析 野生型及び^#IBを有する変異型発現プラスミドを調整後、COS-1細胞またはHepG2細胞にトランスフェクトした。24時間後にアクチノマイシンD処理を行って転写を止め、さらに経時的に細胞より全RNA画分またはミクロソーム画分を回収し、リアルタイムPCR法にてmRNAの定量を、イムノブロット法にて蛋白質の定量を行い、野生型と変異型の場合を比較した。mRNA及び蛋白質共に、変異型では発現レベルが低くなる傾向が見られたが、有意な差は認められなかった。また、安定性には全く差が見られなかった。 2.in vivo解析 UGT1A1は生体内においてビリルビンの抱合反応を担っている。そこで、日本人健常人554名につき、UGT1A1ハプロタイプと総ビリルビン値との相関解析を行った。ハプロタイプ^#IBを有するヒトでは、野生型ディプロタイプのヒトに比べ、^#IB単独ではビリルビン値上昇に有意な変化が見られないものの、エンハンサー領域の多型を有する^#60(-3279T>G)と同一染色体上にある場合、有意なビリルビン値の上昇が認められた。さらに、^#60単独では、有意な影響は認められなかった。 以上の結果から、^#IBハプロタイプが有する機能影響は小さいものの、^#60と連鎖して同時に存在することにより、in vivoでは相加的(または相乗的)に機能影響が認められたと考えられ、3'-非翻訳領域の多型の重要性が示唆された。
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