研究課題/領域番号 |
17590198
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境生理学(含体力医学・栄養生理学)
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研究機関 | 山梨大学 |
研究代表者 |
有田 順 山梨大学, 大学院医学工学総合研究部, 教授 (80128587)
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研究分担者 |
石田 真帆 山梨大学, 大学院医学工学総合研究部, 助手 (80362086)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2006年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2005年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | エストロジェン / 細胞増殖 / 下垂体前葉 / CREB |
研究概要 |
1 CREBのdominant negative mutantであるMCREBを発現するadenovirus vector Ad-TRE/MCREB.Tagを作成した。MCREB蛋白の発現を形態学的および機能的に確認した。 2 negative controlのAd-TRE/bgalの感染ではforskolinによるプロラクチン産生細胞の増殖は影響を受けなかったが、Ad-TRE/MCREB.Tagの感染ではforskolinによる増殖は完全に抑制された。 3 cyclic AMP/protein kinase A系とは異なる細胞情報伝達系によって伝達されるmitogenであるinsulin-like growth factor-1(IGF-1)の増殖促進作用はAd-TRE/MCREB.Tagの感染によって一部抑制された。 4 forskolinあるいはestradiolの単独投与はプロラクチンプロモーター活性を増加させ、その併用投与はさらにプロモーター活性を増強させた。Ad-TRE/bgalの感染ではプロラクチンプロモーター活性の基礎活性レベルおよびforskolinによるプロラクチンプロモーター活性の上昇は影響を受けなかったが、Ad-TRE/MCREB.Tagの感染では基礎活性レベルおよびforskolinによる活性上昇が一部抑制された。 5 forskolin投与によって細胞内cyclic AMP濃度の著明な上昇が認められたが、IGF-1投与では有意の変化が見られなかった。forskolinによって投与20分から9時間後においてリン酸化CREB陽性プロラクチン産生細胞の割合は著明に増加した。一方、IGF-1投与では20分および1時間後において軽度のリン酸化CREB陽性プロラクチン産生細胞の割合の増加が起きていた。
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