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胎盤由来間葉系細胞を用いた神経細胞および膵内分泌細胞の再生医療に関する基礎研究

研究課題

研究課題/領域番号 17590239
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 医化学一般
研究機関東京大学

研究代表者

山下 匡  東大, 医科学研究所 (30220338)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2006年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2005年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワード再生医療 / 間葉系細胞 / 胎盤 / 臍帯血
研究概要

ヒト由来間葉系細胞の分離、増殖することは可能であり、そのソースとして絨毛膜細胞および臍帯血由来細胞をそのターゲットとした。絨毛膜細胞に関して、安定的な取得および増殖が可能であり、脂肪、神経様細への分化が可能であることが実証された。さらに、細胞ソースとしての均一性を求めクローン化を行った。その結果、単一細胞からの増殖は容易ではなく、かつ仮に増殖後の分化誘導実験における分化傾向は、均一化前の細胞集団に比べ、低下する傾向が顕著であった。今後は更なる培養法の検討と動物実験による分化の検証が必要である。一方、臍帯血由来細胞をそのターゲットとした場合、細胞の分離、増殖に関しては、臍帯血採取後の経過時間と採取量による制限が大きく、それにいよって取得成績に大きく影響を与えた。特に新鮮臍帯血の利用は間葉系細胞の分離、増殖に必須条件である。分化に関しては、臍帯血提供者の個人差が大きく、よく増殖する細胞群であっても提供者により大きな個人差が見られた。分化する細胞群に関しては、骨、軟骨、神経様細胞への分化が確認された。しかしながら、すべての間葉系細胞が上記の細胞群に分化できる訳ではなく、細胞群差が存在した。これらの差を解消するために、臍帯血由来細胞のEACSを用いたソーティングによりクローン化を試みた。単一細胞にソーティングした後の細胞増殖に関しては、やはり細胞によって増殖するものとそうでないものに分かれ、分化に関しても分化できうるものと、出来ないものに分かれた。表面マーカーでは、CD29,CD44,CD73,CD90,CD105等が陽性を示し、従来より報告されている結果とほぼ一致した。今後、更なるクローン化を試み、分化誘導の方向性を広げるとともに、動物障害モデルの作成とその利用を検討する予定である。

報告書

(1件)
  • 2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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