研究課題/領域番号 |
17590271
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病態医化学
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
桑原 一彦 熊本大学, 大学院医学薬学研究部, 助教授 (10263469)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2006年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2005年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 中心体複製 / ゲノム不安定性 / 発癌 / ノックアウトマウス / トランスジェニックマウス / 遺伝子欠損マウス / 腫瘍発生 |
研究概要 |
SHD1の中心体複製制御を明らかにするために、中心体においてSHD1と結合する分子の探索を酵母ツーハイブリッド法とプロテオミクス解析を併用して行い、新規分子THP1を同定した。現在までTHP1に対する良い抗体が得られていないため、中心体でSHD1と実際に結合しているかについてはまだ証明できていない。THP1の生体内での役割を明らかにするためにB細胞特異的THP1欠損マウスを作成したところ、B細胞数が激減し、成熟B細胞の生存維持ができないことが判明した。NIH3T3細胞を用いたTHP1遺伝子のノックダウンではアポトーシスが誘導されることがわかり、その一つの機構としてBaxの誘導が考えられた。SHD1の酵母相同分子であるSac3がセントリンと結合することが報告されているが、マウスの系ではSHD1とセントリンの結合は確認出来ず、酵母とマウスでは機能が異なることが考えられた。In vivoでのSHD1の機能、特に中心体複製における役割を明らかにする目的でCAG-Creマウスとの交配によって全身型SHD1欠損マウスの作製を行ったが、顕著な表現系は得られず、SHD1の機能を代償する分子が生体内に存在することが示唆された。さらにSHD1の腫瘍化における役割を個体レベルで明らかにするために、lckプロモーター制御下にSHD1を過剰発現させたトランスジェニックマウスを作成してBalb/cマウスへバッククロスした。このマウスにおいてT細胞リンパ腫の発症が誘導できるかを解析したが、胸腺や末梢リンパ組織におけるT細胞分化は正常で、半年間の観察では腫瘍化を認めなかった。今後の長期観察が必要と考えている。
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