研究課題/領域番号 |
17590379
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
寄生虫学(含衛生動物学)
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研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
熊谷 正広 東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (00271304)
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研究分担者 |
牧岡 朝夫 東京慈恵会医科大学, 医学部, 准教授 (90119850)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,010千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 210千円)
2007年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2006年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2005年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 赤痢アメーバ / プレニル転移酵素 / ゲラニルゲラニル転移酵素 / イソプレニルニリン酸合成酵素 / イソペンテニルニリン酸合成酵素 / ゲラニルゲラニルニリン酸合成酵素 / プレニル化酵素 / ゲラニルゲラニル化 |
研究概要 |
我々は、ヒトの病原性寄生原虫である赤痢アメーバ(Eh)のプレニル転移酵素について研究しており、先に、Ehのファルネシル転移酵素がEhのRasタンパク質の多く(C末端がFやL)をファルネシル化しないことを明らかにした。これは、他種生物でそれまで知られていた「RasはC末端にSやMをもち、ファルネシル転移酵素によってファルネシル化される」ということと異なるものであった。 Ehのゲラニルゲラニル転移酵素I型(GGT-I)と数種のRasの組換えタンパク質をつくり酵素の基質特異性を調べたところ、EhGGT-IはC末端がFやLのEhRasをゲラニルゲラニル化することが明らかになった。すなわち、EhではRasのほとんどがEhGGT-Iによってゲラニルゲラニル化されている。 次にEhのゲラニルゲラニル転移酵素II型をクローニング、シークエンスし、組換えタンパク質を作製して他種生物と同様にREP依存性にRabをゲラニルゲラニル化することを確認した。 赤痢アメーバのゲノムデータベース(12×読まれている)を相同検索したところ、イソプレニルニリン酸合成酵素(IPPS)のドメインをもつほぼ同一のタンパク質をコードする3つの遺伝子のみが存在した。種々の生物のファルネシルニリン酸合成酵素(FPPS)とゲラニルゲラニルニリン酸合成酵素(GGPPS)を系統解析したところ、大きく3つのクレイドに分かれた。それらは、(1)FPPS、(2)哺乳類、魚類、真菌等のGGPPS、(3)細菌のGGPPSである。赤痢アメーバとその近縁種であるEntamoeba disparのIPPSは、細菌のGGPPSのクレイドの端から分枝した長い枝を形成した。このことから、赤痢アメーバのIPPSはGGPPSであり、系統的に特異な位置にあると推測した。
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