研究課題/領域番号 |
17590445
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
免疫学
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研究機関 | 国立国際医療センター(研究所) |
研究代表者 |
反町 典子 国立国際医療センター(研究所), 消火器疾患研究部消化管疾患研究室, 室長 (30217468)
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研究分担者 |
槇 安希子 国立国際医療センター(研究所), 研究員 (60392388)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2006年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2005年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | 抑制性レセプター / 好中球 / NKレセプター / MHCクラスI / マウス / ケモタキシス / 炎症 / フォスファターゼ / 細胞極性 / 細胞接着 / インテグリン / focal adhesion kinase / パキシリン |
研究概要 |
抑制性レセプターは、細胞内領域にITIMと呼ばれる抑制性モチーフを有し、ITIM内のチロシンリン酸化に依存してSHP-1やSHP-2といったフォスファターゼを会合することにより、免疫応答の終焉、免疫学的恒常性の維持などに重要な役割を果たす。本研究では、骨髄球系細胞に選択的に発現する抑制性レセプターLy49BおよびLy49Qの免疫制御機能について解析を行った。Ly49Qは、NK細胞の自己認識に必須であるNKレセプターファミリーに属するが、NK細胞ではなく、樹状細胞やマクロファージといった抗原提示細胞に発現するユニークな分子である。私たちはこれまでに、Ly49Qが細胞接着や細胞骨格の制御に関わることを報告してきた。本年度、私たちはLy4gQのリガンドを検索し、Ly4gQがH-2K^bを認識することを明らかにした。さらに、野生型Ly4gQ(Ly4gQ WT)およびそのITIM欠損型(恒常的不活性型)分子(Ly49Q YF)を発現するトランスジェニックマウスを用い、以下の成果を得た。 (1)Ly49Qによる好中球の遊走制御: Ly49Q YFを発現する好中球において、ケモカインに対する遊走がin vivoおよびin vitroいずれにおいても抑制されることから、Ly4gQは好中球の遊走制御に必須の役割を果たすことを明らかにした。 (2)Ly4gQによる好中球の細胞極性形成の制御: Ly4gQ YFにおけるケモタキシスの阻害は、ケモカインによって誘導される細胞極性形成の阻害によること、さらに細胞極性形成制御にはLy49Qに会合するフォスファターゼが重要な役割を果たすことを明らかにした。 また、Ly49Bについては、樹立した抗体を用いて発現を詳細に解析し、骨髄球系細胞の種々のサブセットに発現すること、SHP-1、SHP-2と会合することを明らかにした。
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