研究課題/領域番号 |
17590463
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医療社会学
|
研究機関 | 福岡大学 |
研究代表者 |
畝 博 福岡大学, 医学部, 教授 (40122676)
|
研究分担者 |
谷原 真一 福岡大学, 医学部, 准教授 (40285771)
百瀬 義人 福岡大学, 医学部, 講師 (20123119)
今任 拓也 福岡大学, 医学部, 助教 (20368989)
宮崎 元伸 福岡大学, 医学部, 助教授 (60299542)
|
研究期間 (年度) |
2005 – 2007
|
研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
|
配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 300千円)
2007年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2006年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2005年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
|
キーワード | 喫煙者 / ヘリコバクター・ピロリ菌 / 胃・十二指腸疾患 / 禁煙 / 医療費 / ヘリコバクター・ピロリ / 喫煙 |
研究概要 |
本研究の対象者はA健康保険組合の35歳男性被保険者2,313人である。ヘリコバクター・ピロリ菌抗体有無別および喫煙状況別に対象者2,313人を6グループに分類して、禁煙による胃・十二指腸疾患医療費に与える影響について検討した。なお、医療費の情報は、A健康保険組合の2004年4月〜2007年3月の3年間のレセプトデータを使用した。 ピロリ菌(+)・喫煙(+)群はピロリ菌(-)・喫煙(-)群と比べて、100人あたりの受診件数/年(受診件数)は約2倍、1人当たりの医療費/年は約5倍高かった。ピロリ菌(+)・禁煙(+)群はピロリ菌(+)・喫煙(+)群と比べて、受診件数はほぼ同じであったが、医療費は約半分であった。一方、ヘリコバクター・ピロリ菌抗体陰性である禁煙(+)群と喫煙(+)群を比較すると、受診件数と医療費はともに、禁煙(+)群の方が喫煙(+)群より大幅に多かった。 禁煙群と非喫煙群を比較すると、ヘリコバクター・ピロリ菌抗体の有無に関わらず、禁煙群の方が非喫煙群より、受診件数では約1.5〜2倍、医療費では約1.5〜3倍高かった。本研究の結果、禁煙者における胃十二指腸疾患の受診件数および医療費が非喫煙群のレベル近くまで低下するにはかなりの長期間必要であることが明らかになった。
|