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高脂血症及び糖尿病に関する遺伝子多型の疾病リスクと予防医学的評価

研究課題

研究課題/領域番号 17590509
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 衛生学
研究機関千葉大学

研究代表者

諏訪園 靖  千葉大学, 大学院医学研究院, 助教授 (90302546)

研究分担者 小林 悦子  千葉大学, 大学院医学研究院, 講師 (80097427)
土地 実礼 (上谷 実礼)  千葉大学, 大学院医学研究院, 助手 (30376371)
能川 浩二  千葉大学, 大学院医学研究院, 教授 (40019584)
研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2006年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2005年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード遺伝子多型 / 高脂血症 / 糖尿病
研究概要

高脂血症、肥満、心疾患等の慢性疾患の遺伝は多因子遺伝と考えられており、これらの遺伝子の影響とその組合せによる効果の検討、および遺伝子と宿主側の要因(生活習慣等)との組み合わせによる効果の検討を行う必要がある。本研究では、近年の調査結果をふまえ、LDL関連蛋白5(LRP5)遺伝子のAI330V、アドレナリンβ2受容体(ADRB2)遺伝子のGly6Arg多型を測定することとした。そして、日本の一般人でこれらの遺伝子が、糖尿病、高脂血症に影響を与えているのか、そしてその影響が、生活習慣など、これまでのリスクファクターと比較してどの程度であるか明らかにし、予防医学的に評価することを目的としている。本年度はまずLDL関連蛋白5(A1330V)遺伝子の測定を終了し、高コレステロール血症(総コレステロール値≧240mg/dL)の発症について検討を行った。pooled logistic regression解析により、A1300V遺伝子が、男性対象者において、毎年の年齢、BMI、飲酒、喫煙、運動習慣について補正しても、有意に高コレステロール血症の発症と関連していることが明らかになったAV型の男性遺伝子保有者の、AA型に対する高コレステロール血症発症のオッズ比は、1.49(95%信頼区間:1.04-2.12)であった。また、その他の遺伝子多型の測定結果との組合せを検討したところ、GNB3/1429TT型と、LDL受容体関連蛋白5遺伝子(LRP5)の1330VV又はAV型の遺伝子を同時に保有する場合、男女とも高コレステロール血症を発症しやすいことが明らかになった。男性でも女性でも同様の結果が得られたことは重要な所見であり、今後高コレステロール血症を予測し、予防する上で、これらの遺伝子がマーカーとして役立つことが示唆された。また、ADRB2/Gly16Argについては、949献体について測定を行っており、現在男性でAA=183人、AG=179人、GG=185人、女性でAA=145人、AG=144人、GG=103人であった。今後測定をさらに進め、高脂血症や糖尿病発症との関連を調査する予定である。

報告書

(3件)
  • 2006 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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