研究課題/領域番号 |
17590547
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
公衆衛生学・健康科学
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研究機関 | 長崎大学 (2007) 兵庫医科大学 (2006) 九州女子短期大学 (2005) |
研究代表者 |
横尾 美智代 長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教務職員 (00336158)
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研究分担者 |
中込 治 長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (70143047)
宮城 由美子 福岡県立大学, 看護学部, 講師 (20353170)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,330千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 330千円)
2007年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2006年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2005年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | ロタウイルス下痢症 / ロタウイルスワクチン / 累積罹患率 / 質問紙調査 / 意識調査 / 予防接種 / ロタウイルス / 下痢症 / 定期予防接種 / ワクチン / ウイルス / 社会医学 / 感染症 / 小児 |
研究概要 |
先進国でも途上国でもロタウイルスは乳幼児の重症下痢症のもっとも重要な原因である。本症の予防のためのワクチンが完成し、世界100カ国以上で認可され使用され始めている。ワクチンの必要性を検討するには、個々の国における疾病負担の把握と小児科医および保護者がワクチンの必要性をどのように受け止めているかを知ることが不可欠である。そこで、本研究では、第一にわが国におけるロタウイルス下痢症の疾病負担を明らかにする目的で、保育園児を対象にロタウイルス下痢症による入院数を調査した。ロタウイルス下痢症による入院は、6-11ヶ月児にもっとも多く、3歳までの累積罹患率は約30人にひとりであった。第二に、小児科医および保護者のロタウイルスワクチンに対する認識を知る目的で、小児科医および3歳児の保護者を対象に、ワクチンの必要性と支出意思について調査した。小児科医の90%以上はワクチン導入に賛成し、57%が定期予防接種導入を支持していた。自分の子どもがロタウイルス下痢症にかかったことのある保護者は、そのような経験のない保護者に比べて、ワクチンの必要性に対する意思表示が明確であった。しかし、保護者のワクチンへの支出意思は低く、定期接種に組み込まれない限り、ロタウイルス下痢症による入院患者数の大きな減少につながるような効果は望めないことが示唆された。
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