研究課題/領域番号 |
17590569
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
公衆衛生学・健康科学
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研究機関 | 国立循環器病センター(研究所) |
研究代表者 |
小久保 喜弘 国立循環器病センター(研究所), 予防検診部, 医師 (20393217)
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研究分担者 |
岡山 明 国立循環器病センター(研究所), 予防検診部, 部長 (60169159)
森崎 隆幸 国立循環器病センター(研究所), バイオサイエンス部, 部長 (30174410)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2006年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2005年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | 社会医学 / 循環器・高血圧 / 生態学 / 生理学 |
研究概要 |
安静時代謝の高低は代謝性疾患の成因に大きく関与しているが、一般住民を対象とした安静時代謝量と代謝症候群との関係についての大規模研究は、国内においてみられない。そこで、一般住民を対象に安静時代謝量を測定した。受診者(男性1676名、女性1926名)を診察ベッドに仰臥位で安静状態にさせた(15分間)後、呼気マスクを受診者の口と鼻が完全に覆われるように装着させ、Cortex社メータマックス3(呼気ガス分析装置)でbreath by breath呼気ガスを3分間モニターした。性年代別の安静時代謝の平均値±標準偏差は、30〜80歳代の順に男性で1452±139kcal/日、1410±216kcal/日、1386±173kcal/日、1305±169kcal/日、1218±165kcal/日、1165±171kcal/日、女性で1115±146kcal/日、1112±156kcal/日、1107±160kcal/日、1069±157kcal/日、1030±153kcal/日、966±152kcal/日であった。また、体重当たりの安静時代謝量と各危険因子との年齢調整偏相関係数は、男女の順に、収縮期血圧で-0.105、-0.065、拡張期血圧で-0.132,-0.089、総コレステロールで-0.061、-0.033、HDLコレステロールで0.165、0.136、中性脂肪で-0.097、-0.101、尿酸で-0.120、-0.100、ウェストで-0.401、-0.345、レプチンで-0.202、-0.310、アディポネクチンで0.152、0.135であった(p<0.001)。メタボリックシンドローム(日本の診断基準)の構成要素別(0-4の順)に安静時代謝の平均値±SEは男性で21.5±0.1kcal/kg日、20.7±0.1kcal/kg日、20.0±0.1kcal/kg日、19.8±0.1kcal/kg日、19.5±0.2kcal/kg日、女性で21.4±0.1kcal/kg日、20.8±0.1kcal/kg日、20.0±0.1kcal/kg日、19.5±0.2kcal/kg日、19.5±0.4kcal/kg日であった(p<0.001)。メタボリックシンドロームの各構成要素の所見の有無別での安静時代謝量は、内臓肥満、血圧高値、脂質代謝異常、血糖高値で男女何れも所見有の群で代謝量が低かった。以上のことから、男女共にメタボリックシンドロームの構成要素数が多いと単位体重あたり安静時代謝量が逆相関であり、HDLコレステロールと体重当たりの安静時代謝量とに正相関が見られたことから、代謝症候群で低下している代謝量を運動で補うことが重要であることがわかった。
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