研究課題/領域番号 |
17590574
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
法医学
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研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
島田 一郎 富山大学, 大学院医学薬学研究部, 講師 (20272908)
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研究分担者 |
滝澤 久夫 富山大学, 大学院医学薬学研究部, 教授 (90171579)
畑 由紀子 富山大学, 大学院医学薬学研究部, 助教 (30311674)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2006年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2005年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
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キーワード | びまん性肺胞障害 / 高濃度酸素曝露 / マウス(C57BL / 6J) / ハムスター(Slc : Syrian) / ラット(Slc : Wistar / ST) / 肺胞中隔の線維化 / 免疫 / 組織改築 / 瀰漫性肺胞傷害 / びまん性肺胞傷害 / ハムスター(Slc:Syrian) / ラット(Slc:Wistar / 線維化 / 生体防禦 |
研究概要 |
マウス、ハムスター、およびラットに、高濃度酸素を曝露し(95%前後の酸素濃度)、びまん性肺胞障害(DAD)モデルを作製した。動物による相違は、認めなかった。 急性期に於いては、肺胞内への炎症性滲出および肺硝子膜形成を認めた。慢性期に於いては、一部に於いて、組織改築後の肺気腫形成を確認した。肺胞中隔の線維化は、一部にのみ認めた。 更に、DADの発症機序を解明するために、マウス(C57BL/6J)を用いて、高濃度酸素曝露の肺に於けるmRNAの変化を時系列的に調べた。 急性期の高濃度酸素曝露群に於いては、Cystein rich protein 61(CYR61)、Connective tissue growth factor(CTGF)等のmRNAが有意に増加していた。これらの誘導は、血管新生などの器質化過程に関連している可能性があった。また、Surfactant-associated protein C(SFTPC)、Cytochrome P450,2f2(CYP2F2)、Lysozyme(LYZS)等のmRNAの有意な減少は、肺胞虚脱および免疫の破綻を示唆した。更に、Tight junction(細胞間接着装置)を構成する、Claudin 1、Claudin 18、Occludin、ZO-1等のmRNAの有意な減少は、毛細血管内皮細胞および肺胞上皮細胞の細胞間接着装置の破綻から肺硝子膜形成への進展を示唆した。 慢性期の検討に於いては、Matrix metalloproteinase 2、Transforming growth factor-beta 1等のmRNAは誘導され、Tissue inhibitor of metalloproteinase3は抑制されていた。以上は、組織改築の進行を示唆した。
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