研究課題/領域番号 |
17590659
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
大津留 晶 長崎大学, 医学部・歯学部附属病院, 助教授 (00233198)
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研究分担者 |
永田 康浩 長崎大学, 医学部・歯学部附属病院, 講師 (80336164)
濱崎 圭輔 (浜崎 圭輔) 長崎大学, 医学部・歯学部附属病院, 講師 (50333521)
森下 真理子 長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助手 (10363483)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2006年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2005年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | 成長ホルモン / GHS-R / 食欲 / 空腹感 / 日内変動 / ACTH / IGF-I / 成長ホルモン(GH) / 体重減少 / グレリン / 摂取カロリー / 絶食試験 |
研究概要 |
胃切除患者においては、術前のグレリンレベルを100%とすると、グレリンの血中レベルは、幽門側胃切除では78%であるのに対し、胃全摘術では32%に低下していた。また摂食量も術後4週時点で幽門側胃切除術が術前の80%であるのに比べ、胃全摘術は50%程度に低下し、グレリンの低下と比例していた。次に術後6ヶ月以上経過した安定期で、術前BMIと比較すると、グレリンの血中レベルと%BMI減少率に負の相関が見られた(r=0.734,p<0.001)。レプチンのレベルはBMIと相関が認められたが、グレリンとの関連は認めなかった。また術後のグレリンの変動にもレプチンやGHとの連動性はなかったが、IGF-Iはグレリンと同様な経時的変動が見られた。 グレリン補充療法は、胃切除患者においては、健常人と比較すると著明でないが、軽度の食欲の増進効果が認められた。またグレリン投与により、GH、ACTHは著明に反応していることが判った。術後体重は、グレリン投与前まで術前より次第に減少してきていたが、グレリン投与後、体重の低下はストップした。さらに一般に術後低下する除脂肪体重が増加していた。一方、胃切除後では健常人に比し、グレリン誘発性の空腹感が少ないことが観察された。そこで空腹時のグレリンの日内変動を調査した。健常人では摂食とは非依存的にグレリンの日内変動が認められ、それにより空腹感と食欲が誘発された。またそのグレリンの日内変動と一致してGHのサージが認められた。一方、胃切除患者ではそれらが消失していることが認められた。胃全摘出術後に認められる体重減少、食欲不振、ダンピング症候群、貧血、骨粗鬆症、消化管運動障害などの様々な機能障害の病態にグレリン欠乏が関与している可能性があり、それらに対しグレリンによる治療効果が期待できることが示唆された。
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