研究課題/領域番号 |
17590827
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
腎臓内科学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
猪阪 善隆 大阪大学, 医学系研究科, 寄附講座助教授 (00379166)
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研究分担者 |
今井 圓裕 大阪大学, 医学系研究科, 助教授 (00223305)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2006年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2005年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
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キーワード | siRNA / TGF-beta / eri-1 / 腎炎 / エレクトロポレーション / 遺伝子導入 / ERI-1 / 糸球体腎炎 |
研究概要 |
RNAi(RNA interference)は、細胞に導入された二本鎖RNAが相補配列を持つ標的遺伝子の発現を抑制する現象である.インターフェロン応答のため、長らく哺乳動物の系にRNAiが応用されることはなかったが、short interfering RNA (siRNA)により哺乳動物細胞でもRNAiが観察されることが報告され、RNAiを用いた研究が飛躍的に波及した。RNAiを用いた進行性腎障害に対する治療を考慮した場合、作用期間が一つのポイントとなる.合成siRNAとsiRNA発現ベクターの発現量・作用期間を比較したところ、遺伝子発現抑制効果に差は見られなかったが、合成siRNAに比べて、発現ベクターの方がsiRNA量は微量であり、作用期間も短い傾向にあった.また、siRNA発現ベクターに比べて、siRNAのほうが、インターフェロン反応などの副次的な反応が少ないことも考えられ、むしろ、siRNAのほうが有用であることが示唆された.siRNAの分解抑制もまた慢性腎障害に対する効果持続につながる.EGFPトランスジェニックラットを用いて、EGFPに対するsiRNAの効果を検討したところ、siRNAの遺伝子抑制効果は、糸球体では2週間程度しかないが、筋肉では90日以上持続する.これは、siRNAの分解酵素と考えられているeri-1が、神経や腎糸球体では発現が強く、筋肉では弱いためであると考えられる.ヌクレアーゼに耐性を有するsiRNAも開発され、化学修飾を施したsiRNAでは、進行性腎障害モデル(片腎摘Thy-1モデル)でも効果的であり、蛋白尿や腎障害の進展を抑制することを確認した.
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