研究課題/領域番号 |
17590852
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
腎臓内科学
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研究機関 | 川崎医科大学 |
研究代表者 |
柏原 直樹 川崎医科大学, 医学部, 教授 (10233701)
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研究分担者 |
守田 吉孝 川崎医科大学, 医学部, 講師 (50346441)
駒井 則夫 川崎医科大学, 医学部, 講師 (40368626)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2006年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2005年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 活性酸素 / 一酸化窒素 / 酸化ストレス / 内皮機能 / 内皮細胞障害 / 慢性腎臟病 / 進行性腎障害 / 腎障害 / 高血圧 / 糖尿病 |
研究概要 |
慢性腎臓病(chronic kidney disease : CKD)が末期腎不全のみならず心血管疾患の原因であることが判明している。CKDの原因となる糖尿病、高血圧、機能ネフロン数減少に起因する腎障害進展過程での、腎微小血管系の障害機序としての、ROS/NO不均衡(imbalance)の意義・機序を解明し新規治療法開発を本研究で行った。また同時にネフロン数減少時の適応機転としての血管構築改変におけるROS/NO均衡変化の意義をも明らかにし、適応機転、障害機序の重複性、相違についてのより深い洞察、理解を獲得しえた。 1)ROS/NO均衡変化を動的に検出、解析するための基盤技術の確立 ROS、NOの実体を蛍光指示薬と通常型共焦点レーザー顕微鏡,2光子励起方式共焦点レーザー走査型顕微鏡(two-photon laser scanning fluorescence microscope)を用いて組織において直接可視化し検出する方法を確立した。 2)疾患腎でのROS/NO不均衡の解析と病態形成における役割の解明 ラット糖尿病、高血圧モデル、ネフロン数減少時の腎微小血管系におけるROS/NOの均衡変化を空間的、動的に解析する。同時に腎組織において生じる細胞内情報伝達系の活性化、遺伝子発現変化、転写因子活性化の動態を解析し、病態形成におけるROS/NO不均衡の意義を明らかにした。 3)ネフロン数減少時の腎微小循環の血流変化と適応機転におけるROS/NO均衡変化の解析 適応機転として生じる糸球体・腎肥大、血管構築変化(リモデリング)におけるROS/NO均衡変化の役割を解析した。
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