研究課題/領域番号 |
17590876
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
神経内科学
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研究機関 | 島根大学 |
研究代表者 |
飯島 献一 島根大学, 医学部, 助手 (70314622)
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研究分担者 |
山口 修平 島根大学, 医学部, 教授 (80135904)
小林 祥泰 島根大学, 医学部, 病院長 (00118811)
狩野 賢二 島根大学, 医学部, 検査技師 (20379689)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2006年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2005年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
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キーワード | 脳卒中急性期 / 血圧変動 / 脳循環自動調節能 / 近赤外線スペクトロスコピー / head-up tilt試験 / Tone-entropy法 |
研究概要 |
平成18年度は発症1週間以内の急性期脳梗塞患者72例に対して、脳ドック受診健常成人と比較して、病型、病変、危険因子について検討した。また、対象を臥位収縮期血圧(SBP)別にI群(SBP<120mmHg)、II群(120<SBP<140)、III群(140<SBP<160)、IV群(160<SBP<180)、V群(SBP>180)に分類し、血圧変動、脳循環自動調節能障害、Modiffied Rankin Scaleを用いた退院時の予後について検討した。脳循環自動調節能障害は18%に認められたが、起立性血圧変動との関連は認められなかった。起立負荷時の血圧低下はSBP高値群(V群)が低値群(I,II群)に比して有意に大きかったが、脳循環自動調節能はSBP高値及び低値群(I,V群)がIII群に比して障害されやすいと考えられた。予後との関連ではSBP高値が退院時予後不良の予測因子であった。心拍変動の周波数解析ではhead-up tilt時の交感神経機能低下が退院時予後不良と関連している可能性が示唆された。急性期の血圧管理は、脳循環自動調節能を考慮して行う必要性があると思われた。
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