研究課題/領域番号 |
17590880
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
神経内科学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
高橋 哲也 (2006) 広島大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助教 (00435942)
山下 拓史 (2005) 広島大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助手 (20311813)
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研究分担者 |
服部 信孝 順天堂大学, 医学部, 教授 (80218510)
松本 昌泰 広島大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (20192346)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2006年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2005年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | 脳神経疾患 / 神経科学 / 遺伝子 / 蛋白質 |
研究概要 |
Synphilin-1はパーキンソン病に特徴的な封入体であるレビー小体の構成蛋白の一つとして報告されている。本研究ではSynphilin-1を過剰発現させたトランスジェニックマウスを確立し、パーキンソン病モデルマウスとして解析し、以下の結果を得た。 1)プリオンプロモーター下にSynphilin-1を発現するコンストラクトを作成し、C57BL/6マウスの受精卵に導入することにより、トランスジェニックマウスを作製した。HAタグに対する免疫染色にて大脳皮質、海馬、嗅球などに発現を認めた。また中脳黒質のドーパミン作動性神経細胞においても発現が確認された。 2)過剰発現させたSynphilin-1はユビキチン化アッセイにてポリユビキチン化されていることが確認された。同蛋白はTriton可溶性/非可溶性分画いずれにも回収され、一部が不溶化していることが明らかになった。 3)ドーパミン作動性神経細胞に発現する蛋白質(Tyrosine hydroxylase、ドーパミンD2受容体)のトランスジェニックマウスにおける発現量の変動をウェスタンブロットで確認したところ、増減はみられなかった。またドーパミン作動性神経細胞数の変化も見られなかった。 4)運動機能解析ではトランスジェニックマウスは野生型に比してロタロッドテストで機能低下を認め、歩行時の歩幅が小さいことが明らかになった。 現在脳内のドーパミン代謝産物をHPLCで解析し、トランスジェニックマウスの運動機能低下についてさらに検討中である。
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