研究課題/領域番号 |
17590958
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
内分泌学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
小松 弥郷 京都大学, 医学研究科, 非常勤講師 (40322648)
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研究分担者 |
八十田 明宏 京都大学, 医学研究科, 助手 (50378642)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2006年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2005年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | ナトリウム利尿ペプチド / グアニル酸シクラーゼ / 内軟骨性骨化 / 軟骨無形成症 / 成長因子 / 四肢短縮型小人症 / 遺伝子改変動物 |
研究概要 |
ナトリウム利尿ペプチドファミリーは、これまで心血管系における重要な調節因子であることが証明され、すでにANPおよびBNPが心不全の診断のためのマーカー、あるいは治療薬として実地臨床で使用されている。最近、新たにCNPが強力な骨伸長促進作用をもつことが示されてきたが、当該研究において、その展開研究(translational research)を推進した。まず、CNP投与モデルとしてSAPプロモーターを用いて肝臓でCNPを過剰発現、分泌するCNPトランスジェニック(SAP-CNP-Tg)マウスを作成し、その表現系の解析、さらにCNPノックアウト(CNP KO)マウスとの交配実験による改善効果の評価をおこなった。その結果、SAP-CNP-Tgマウスにおいて、成長板軟骨幅の増大をともなう四肢長管骨、椎骨の著明な伸長促進を認め、さらにSAP-CNP-TgマウスとCNP KOマウスとの交配実験によりCNP KOマウスにみられた四肢長管骨、体幹の伸長障害が著しく改善した。一方、実際にマウスに対してCNPを投与することにより、トランスジェニックマウスと同様、成長板軟骨幅の増大をともなう骨の伸長促進効果が得られることを示した。今後、さらに臨床使用に向けての詳細な解析を続けると同時に、最近報告されたヒト骨系統疾患におけるCNPおよびその受容体GC-B系における遺伝子異常の有無についても解析をおこなう予定である。
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