研究課題/領域番号 |
17591017
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
血液内科学
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研究機関 | 兵庫医科大学 |
研究代表者 |
岩崎 剛 兵庫医科大学, 医学部, 助教授 (10151721)
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研究分担者 |
藤元 治朗 兵庫医科大学, 医学部, 教授 (90199373)
佐野 統 兵庫医科大学, 医学部, 教授 (00196304)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2006年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2005年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | Edg-1 / FTY720 / GVHD / HGF / 造血幹細胞移植 / SIP |
研究概要 |
(目的)我々は急性GVHDモデルマウスにHGFを投与するとHGFの組織再生作用・抗アポトーシス作用により腸管障害が抑制され、GVHDによる死亡率が低下することを明らかにしてきた(JCIinlnvest107:1365,2001;Blood104:1542,2004)。Edg-1リガンドアンタゴニストであるFTY720は、リンパ球の二次リンパ組織から末梢血や臓器への遊走を抑制し、GVHDを制御することが報告されている(JCIinlnvest111:659,2003)。今回、HGFとFTY720の併用療法のGVHD制御に及ぼす効果を検討した。(方法)9Gy照射BDFIマウスにB6マウス骨髄細胞と脾細胞を移入し急性GVHDを誘導した。慢性GVHDは12週例のBDFIマウスにDBA/2マウス脾細胞を移入し誘導した.HGFはヒトHGFcDNAをHVJ-リボゾーム法にて1週間間隔で遺伝子導入した。FTY720は胃ゾンデにより遅日経ロ投与した。効果の判定は生存率、病理組織学的解析、サイトカイン遺伝子の発現で判定した。(結果)1)HGFとFTY720の併用投与は単独投与に比べGVHDマウスの生存率を著しく改善させた。2)HGFとFTY720の併用投与は単独投与に比べGVHDによる腸管障害を著しく改善させた。3)HGFとFTY720の併用投与は単独投与に比べ、腸管のTNF-αとIFN-γmRNAの発現を著しく抑制した。4)HGFとFTY720の併用投与は脾臓のドナーCD8+T細胞数を減少させた。5)FTY720は慢性GVHDを抑制することがきた。(考察)二つの作用機序の異なるHGFとFTY720を用いた併用治療は急性GVHDを著明に改善することが明らかになった。またFTY720は慢性GVHDを抑制することも明らかになった。今後HGFとFTY720の併用療法が急性および慢性GVHDの治療さらにはGVT効果にも有効であるか検討する予定である。
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