研究課題/領域番号 |
17591041
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
膠原病・アレルギー・感染症内科学
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研究機関 | 独立行政法人国立病院機構(大阪南医療センター臨床研究部) |
研究代表者 |
大島 至郎 独立行政法人国立病院機構(大阪南医療センター臨床研究部), 臨床研究部・免疫異常疾患研究室長 (50362728)
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研究分担者 |
佐伯 行彦 独立行政法人国立病院機構(大阪南医療センター臨床研究部), 臨床研究部, 部長 (40240840)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2006年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2005年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | レトロエレメント / ガレクチン-3 |
研究概要 |
既知の全てのレトロエレメントをDr.Seifarthが開発したDNA chipを用いてスクリーニングしたが、RAの関節局所で特異的に発現するレトロエレメントは見つからなかった。一方、関節滑膜組織、末梢血単核球で恒常的に発現するレトロエレメントがいくつか認められ、組織特異的に発現パターンの違いが見られた。またRAで特異的に発現の低下しているレトロエレメントがいくつか認められた。これらの結果の意味合いについて現時点では不明であり、今後の検討課題である。 MOPプライマーを用いた未知のsequenceを含めたレトロエレメントの検索では、L1レトロトランスポゾン様配列を含め10のレトロエレメント様配列をRA滑膜組織より同定した。これらの発現、機能解析については現在解析中である。 RA関節滑膜組織で発現が確認されたL1レトロトランスポゾンの下流の分子の解析では、ガレクチン3結合蛋白(Gal-3BP),ガレクチン3(Gal-3)の発現がRAの関節局所の滑膜組織で亢進しており、関節局所の滑膜線維芽細胞から産生されることが免疫組織染色で確認された。さらにGal-3はMMP-1,3など関節破壊に関わる炎症メディエーターの発現を誘導することが明らかになった。 以上の結果からGal-3は、RAの新しい骨破壊/活動性のマーカー、あるいは治療のターゲットとなる可能性が示唆された。
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