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無ガンマグロブリン血症原因遺伝子群(LRRC8)の機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 17591088
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 小児科学
研究機関大阪大学

研究代表者

太田 秀明  大阪大学, 医学系研究科, 講師 (60322187)

研究分担者 橋井 佳子  大阪大学, 医学系研究科, 助手 (60343258)
時政 定雄  大阪大学, 医学系研究科, 助手 (80403187)
研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2006年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2005年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
キーワード遺伝子 / バイオテクノロジー / 免疫学
研究概要

LRRC8欠損マウス(ノックアウトマウス)の作成
末梢血Bリンパ球を欠く先天性無ガンマグロブリン血症と頭部小奇形を呈する女児の白血球に認められた染色体転座より、Bリンパ球分化に重要なLRRC8 (Leucine-rich repeat-containing)遺伝子を同定した。この患者でみられたLRRC8変異をマウス造血幹細胞に導入して解析してみると、骨髄のBリンパ球の分化は、未熟なプロB細胞の段階で停止し、プレB細胞への分化が障害されることが判明した。LRRC8はマウスとヒトにおいて相同性が非常に高い。したがってヒトの病態解明モデルとしてマウスを用いた動物実験が必要不可欠である。LRRC8がどのようにBリンパ球の分化を阻害するのかを知ることは、先天性免疫不全症の病態を解明するために重要である。そこでこの遺伝子の免疫異常を詳しくみるために、LRRC8欠損マウスを作製することを試みた。LRRC8の全長を欠失した遺伝子アレル(ターゲッティングベクター)を作製し、ES細胞へトランスフェクトした(エレクトロポレーションは2回行った。1回目は64サンプル、2回目は160サンプル)。これら約200個のクローンを拾い上げ24穴プレートに植え継いだ上で、ゲノムDNAを調製した。このDNAをPCR法によりスクリーニングした後、陽性クローンを再度増殖させ、サザンブロッティング法により、ターゲッティングベクターの外側の領域をプローブとして、短腕側及び長腕側の2ヵ所で正しく相同組み換えが起こっているかを検討した結果、正しい相同組み換えを持った1クローンを同定した。このESクローンをマウス初期胚へ注入し、胚盤胞を4匹のICR仮親の子宮へ移入してキメラマウスの作製を試みたが、キメラマウスは誕生しなかった。

報告書

(3件)
  • 2006 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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