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各種人工肺サーファクタントの表面活性・生理活性と成分・超微構造との比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 17591148
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 胎児・新生児医学
研究機関岩手医科大学

研究代表者

佐々木 美香 (2006)  岩手医科大学, 医学部, 講師 (20306012)

高橋 明雄 (2005)  岩手医科大学, 医学部, 講師 (70163235)

研究分担者 千田 勝一  岩手医科大学, 医学部, 教授 (30108930)
戸津 五月  岩手医科大学, 医学部, 助手 (10382623)
内田 俊彦  岩手医科大学, 医学部, 助手 (60438463)
嶋田 泉司  岩手医科大学, 医学部, 助教授 (30091804)
佐々木 美香  岩手医科大学, 医学部, 講師 (20306012)
研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2006年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2005年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード新生児 / 肺サーファクタント / 呼吸窮迫症候群 / 表面活性 / 生理活性 / 動物実験 / 形態 / 電子顕微鏡 / 人工肺サーファクタント / 表面張力 / 肺胸郭圧量曲線 / 肺胸郭コンプライアンス
研究概要

呼吸窮迫症候群(RDS)は早産児の未熟肺に起因する肺サーファクタント不足が原因で,無治療では死亡率の高い疾患である.1980年、藤原らの開発した人工肺サーファクタント(Surfactenとして実用化)がRDSに画期的な効果を示すと,世界で種々の肺サーファクタント製剤が開発され,RDSによる死亡は激減した.これらの製剤は一般に同等の活性を有する天然由来製剤と考えられているが、我々は製法に従って調整した肺サーファクタントには明らかな質的差が存在し、Surfactenの活性が最も優れていることを報告してきた。しかし、これらの製剤について直接比較した報告はない。
本研究では世界で使用されている5種類の天然由来肺サーファクタント製剤を用いて、in vitro表面活性とin vivo生理活性を比較し、電子顕微鏡形態を観察することを目的とした。
【材料と方法】各種製剤は,Surfacten(日本),Survanta(米国),Infasurf(米国),Alveofact(ドイツ),Curosurf(イタリア)の5種類である,in vitro表面活性は,ウイルヘルミー型表面張力計を用いて,表面吸着の測定,表面拡散の測定,動的表面張力-面積曲線の記録を行った.in vivo生理活性には未熟ウサギ胎仔を用い,各種サーファクタントの気管内注入後の肺胸郭圧量曲線の測定し,その肺標本を作製して光学顕微鏡で観察した.肺サーファクタント製剤を,タンニン酸とオスミウムで固定しエポン包埋後に電子顕微鏡で観察した.
【結果】in vitro表面活性ではすべての
各製剤間には明確な質的差があり、我が国で使用されているSurfactenの活性が最も優れていることが明らかになった。これらの形態観察から、良好な肺サーファクタントの活性にとってSurfactenのような一定の方向性をもった層板膜状構造が有利と考えられた。各製剤の活性や形態の違いは、原材料と精製法やそれに基づく成分、さらには剤形やautoclave使用などが影響しているのではないかと推測された。

報告書

(3件)
  • 2006 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 各種人工肺サーファクタントの形態学的比較2007

    • 著者名/発表者名
      加賀元宗, 佐々木美香, 戸津五月
    • 雑誌名

      岩手医学雑誌 59(印刷中)

    • NAID

      110006409552

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2006 研究成果報告書概要

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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