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新生児・未熟児における人工換気による肺損傷の発生機序の解明

研究課題

研究課題/領域番号 17591149
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 胎児・新生児医学
研究機関杏林大学

研究代表者

河野 寿夫  杏林大, 医学部, 教授 (10306673)

研究分担者 野田 絵里  杏林大学, 医学部, 助手 (70360104)
藁谷 亜紀  杏林大学, 医学部, 助手 (80407056)
研究期間 (年度) 2005 – 2008
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2006年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2005年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード肺損傷 / 新生児 / 人工換気
研究概要

肺洗浄によるサーファクタント欠乏動物モデルを用いた研究から、高頻度振動換気法(HFO)は従来の換気法(CMV)に比べ肺損傷が少ないことが示されている。このCMVによる肺損傷には、多核白血球、PAFなどのメディエータ、TNFαなどのサイトカインが関与している。CMV換気後のTNFαなどサイトカインの産生に、CMVによる肺のstretchを契機として各細胞の細胞内転写因子であるnuclear factor-κB(NF-κB)の活性化が関与するとの仮説の下実験を行った。
【方法】内因性サーファクタント欠乏動物モデルとして妊娠27日の日本白色種未熟ウサギ胎仔を用いた。帝王切開により得た胎仔を無作為にCMVで換気する群(CMV群)、HFOで換気する群(HFO群)、換気しない群(コントロール群)の3群に分けた。CMV群、HFO群に対し18Gの留置針にて気管を穿刺し固定後FiO2 1.0、MAP16cmH2Oにて1時間の換気を行い、換気後心穿刺にて採血し血液ガス測定後屠殺、全肺を摘出した。摘出した肺のNF-κBの活性をWestern blot analysis及び、Southwestern histochemistryにて比較した。
【結果】Western blot analysisでは、NF-κBの活性はHFO群に比べCMV群で強く認められた。また、Southwestern histochemistryでは、CMV群にのみ強く核が染色されている細胞が認められた。
【考察】本実験において人工換気(CMV)による機械的な力が未熟ウサギの肺内でNF-κBを活性化させたと考えられた。しかし、Southwestern histochemistryの結果からは、染色された細胞が肺胞上皮細胞なのかマクロファージなのか判別することはできなかった。

報告書

(1件)
  • 2005 実績報告書

URL: 

公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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