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siRNA導入法を用いたアポプトーシス抑制性樹状細胞によるワクチン療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 17591155
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 皮膚科学
研究機関東北大学

研究代表者

中川 聡  東北大学, 病院, 講師 (00271940)

研究分担者 相場 節也  東北大学, 大学院医学系研究科, 教授 (80159269)
藤村 卓  東北大学, 病院・助手 (50396496)
研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2006年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2005年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
キーワード樹状細胞 / アポプトーシス / RNA干渉
研究概要

本研究は、抗原提示細胞である樹状細胞のアポプトーシスを抑制することによりその免疫活性を持続させることにある。アポプトーシスは多数の経路を経るが、今回はcaspase群およびBcl-2 family群に注目した。得られた成果として、血液単球由来樹状細胞(monocyte-derived dendritic cells, MoDC)を通常の樹状細胞療法で用いるのと同条件、すなわち自己血漿および無血清培地を用いて末梢血CD14陽性細胞からGM-CSFおよびIL-4の存在下で誘導し、IL-1beta, IL-6, TNF-alpha, PGE2を加えて刺激・成熟させた後の自然経過によるアポプトーシスの程度とそれに関与するcaspase群の発現を解析した。細胞のviabilityは、刺激2日後までは90%以上であったが、3-4日後には60-70%と低下し、さらに5日後には50%となった。アポプトーシス陽性細胞についてみると、刺激後4日までは陽性細胞は10%以下であったが、刺激後6-8日では約70%と著明に増加した。刺激後の樹状細胞の活性化を検討したところ、刺激後2日目からCD86およびHLA-DR抗原の発現増強がみられた。刺激後6日以降は、同抗原を強く発現しているグループと発現の現弱したグループの2つにわかれ、刺激後の時間が長くなるにつれて後者の割合が増加した。このアポプトーシスにおいて関与するcaspase群の相対活性を測定したところ、caspase-2,-3,-7,-8のうちでcaspase-2のみが刺激後5日目から有意に増加した。また、MoDCに対しsiRNAをin vitroで導入する方法について、GAPDHのsiRNAを用いて導入後のMoDCのGAPDH酵素活性を測定することにより検討した。Lipofection法では、Lipofectamine2000【○!R】を用いた場合が最もよく、最大44%のGAPDH siRNAの抑制効果が得られた。また、electrophoration法では最大70%の抑制効果が認められた。現在われわれはcaspase-2のsiRNAをMoDCに導入してMoDCのアポプトーシスが遅延するか否かを検討中である。

報告書

(3件)
  • 2006 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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