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タリウム発生光子の異なった吸収差を利用したSPECTの減弱補正と散乱補正法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 17591255
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 放射線科学
研究機関金沢大学

研究代表者

小野口 昌久  金沢大学, 医学系研究科, 教授 (30283120)

研究分担者 高山 輝彦  金沢大学, 医学系研究科, 教授 (20171556)
宮地 利明  金沢大学, 医学系研究科, 教授 (80324086)
研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2006年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2005年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
キーワード心筋SPECT / ^<201>TlCl / 減弱補正 / 散乱線補正 / ^<201>TIC1 / 核医学 / 減弱散乱線補正 / 心筋血流 / 放射性医薬品 / 虚血性心疾患 / SPECT
研究概要

心筋では,減弱によるカウントの低下と散乱線による分解能の劣化により,病変を過小評価することが指摘されている。近年,外部線源を用いるTransmission CT(TCT)やX線CTによる減弱補正の開発が行われているが,外部線源の利用は煩雑であるため,十分な臨床応用はされていない。
本研究では,外部線源を用いないでTl-201発生光子の異なった2種類のエネルギー差,ここでは主要エネルギーである71keV(放出割合75%)のHg-201特性X線と167keV(放出割合10%)のガンマ線の減弱差を利用し,さらに71keVへの散乱線補正を組み合わせることで,そのエネルギー差(減弱の差)を拡大させる減弱・散乱線補正法を開発した。平成18年度は,この理論を正常および虚血性心疾患をシミュレーションした心筋ファントムを用い,その理論の妥当性を検証した。さらに,^<201>TlCl心筋血流SPECT検査に臨床応用し,従来の減弱・散乱線補正を行わないSPECT画像をリファレンスとして散乱線補正のみ行った場合と吸収・減弱補正を行った場合のSPECT画像を作成後,画質,視覚評価および定量的評価を比較,検討した。
心筋ファントムにおいて,正常心筋モデルでは肝臓放射能の有無にかかわらず下壁のカウントが減弱・散乱線補正により上昇し,心筋全体がより均一な分布になった。心筋梗塞モデルも同様に,梗塞部以外の正常領域は均一になり,かつ梗塞部は低いカウントが保たれていた。臨床例においては,正常例では心筋全体がより均一な分布となった。前壁および下壁に病変を有する疾患で,画質および病変検出能を検討した結果,本法の使用により画質は改善された。病変検出能は補正によって検出能が下がることはなく,診断能においても問題がないと考えられた。
減弱・散乱線補正をすることにより,心筋全体のカウントが均一になり心筋壁・心室腔が明瞭に描出され,特に下壁での減弱・散乱線補正の効果が著明であった。このことから,外部線源を用いない本法は臨床においても有用であると考えられた。

報告書

(3件)
  • 2006 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] The simultaneous correction for attenuation and scatter without transmission scan in thallium-201 myocardial perfusion SPECT2006

    • 著者名/発表者名
      Masahisa Onoguchi
    • 雑誌名

      Eur J Nucl Med Mol Imaging 33

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2006 実績報告書 2006 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] ^<201>TlCl発生光子の異なった吸収差を利用したSPECTの減弱補正-理論とJISファントムによる基礎的検討-2006

    • 著者名/発表者名
      小野口 昌久
    • 雑誌名

      北陸循環器核医学研究会 45

      ページ: 1-1

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] ^<201>TlCl発生光子の異なった吸収差を利用したSPECTの減弱補正-心筋ファントムおよび臨床例への応用-2005

    • 著者名/発表者名
      小野口 昌久
    • 雑誌名

      核医学 42

      ページ: 313-313

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2025-11-20  

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