研究課題/領域番号 |
17591288
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 北海道医療大学 |
研究代表者 |
大倉 一枝 北海道医療大学, 薬学部, 教授 (60094827)
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研究分担者 |
玉木 長良 北海道大学, 大学院・医学研究科, 教授 (30171888)
関 興一 (関 與一) 北海道大学, アイソトープ総合センター, 教授 (60094835)
西嶋 剣一 北海道医療大学, 薬学部, 助教 (60364254)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,810千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 210千円)
2007年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2006年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2005年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 核酸 / 放射線 / 核医学診断 / ポジトロンCT / 腫瘍 |
研究概要 |
本課題は[^<11>C]チミジンをはじめとする核医学ポジトロンCT(PET)用核酸代謝イメージング剤の合成を行い、PET腫瘍診断の臨床に供することのできる薬剤の開発、供給を目的とするものである。 [^<11>C]チミジンの合成中間体である[^<11>C]チミンは、新規前駆体β-アミノメタクリルアミド誘導体を金属塩として活性化することにより、[^<11>C]ボスゲンとの迅速な反応が進行し、良好な収量で安定的に得ることができるようになった。 抗がん剤5-フルオロウラシル(5FU)の[^<11>C]標識体は、(E)-β-benzoylamino-α-fluoroacrylic amideを前駆体とする[^<11>C]ホスゲンとの反応により迅速簡便に効率よく臨床上使用可能な収量で合成された。これにより抗がん剤の治療効果を予測し、適切な抗がん剤の選択、治療方針の決定に資することが期待される。 さらに、核酸代謝酵素チミジンボスホリラーゼ(TP)を標的とするイメージング剤の合成に取り組み、TP阻害活性を有するオキソイミダゾリジニルメチルウラシルを合成し、その[^<11>C]標識体合成を実施した。[^<11>C]ボスゲンによる標識化は迅速に進行し、TPを標的とするPET用薬剤を高収率、高比放射能で得ることができた。本研究は、TP阻害活性を有するウラシル類を基盤とした腫瘍血管新生イメージング剤開発の最初の例を提供したものである。
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