研究課題/領域番号 |
17591294
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 日本医科大学 |
研究代表者 |
林 宏光 日本医科大学, 医学部, 助教授 (70267201)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2006年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2005年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 造影剤 / 腎機能障害 / 薬剤安全性 / 糖尿病 / 動物実験 / iopamidol / Gd-DTPA / interaction / renal function / experimental study |
研究概要 |
糖尿病性早期腎症ラットの作成 雄性SDラットにストレプトゾトシン(STZ)を47mg/4ml/kgの用量で尾静脈より1回投与した。STZ投与後7日目に非絶食下で血漿中のグルコース濃度測定を行い、350mg/d1以上のラットを糖尿病発症ラットとした。STZ投与後6週目に非絶食非絶水下で24時間尿を採取し、尿中の微量アルブミンが2000μg/24hour以上のラットを糖尿病性早期腎症ラットとし、本実験に使用した 被検液の調整 被験液はMagnevist及びIopamiron300を1:5の割合で混合し、12ml/kgで投与した。対照群には容量対照として生理食塩液を、浸透圧対照として混合液と同一の浸透圧になるように調製したマンニトール液(17%)とし、それぞれ同用量の12ml/kgで投与した(n=4)。 結果 1.ヘマトクリット値:いずれの投与群についてもヘマトクリット値の上昇は認めなかった。 2.尿量:いずれの投与群についても15分後に有意な上昇を認めた。マンニトール液群及び造影剤群では、15分後または30分後において生理食塩液群に対して有意に高く、マンニトール液群と造影剤群との間には有意な差を認めなかった。いずれの投与群も、120分後には投与前値のレベルに回復した。 3.血中尿素窒素:いずれの投与液についても上昇を認めなかった。 4.血漿クレアチニン:7.5分後において造影剤群は生理食塩液群に対して有意な差を認めたが、105分後では同程度であった。マンニトール液群と造影剤群との間には有意差を認めなかった。 5.クレアチニンクリアランス:生理食塩液群及び造影剤群で、15分後に有意な上昇を認めたが、120分後には投与前値のレベルに回復した。 6.Fraction excretion of sodium:いずれの投与群においても15分後に投与前値に対して有意な上昇を認めたが、120分後では投与前値のレベルに回復した。 8.自由水クリアランス:いずれの投与群においても15分後に投与前値に対して有意な低下を認めたが、120分後では投与前値のレベルに回復した。
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