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臨床応用に向けた胃粘膜下膵島移植の有用性に関する実験的研究

研究課題

研究課題/領域番号 17591359
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 外科学一般
研究機関京都光華女子大学

研究代表者

野沢 真澄 (野沢 眞澄)  京都光華女大, 人間関係学部, 教授 (00084880)

研究分担者 伊藤 壽記  大阪大学, 大学院医学系研究科・生体機能補完医学講座, 教授 (20231152)
研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2006年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2005年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
キーワード膵島移植 / 胃粘膜下移植 / ラットモデル
研究概要

本年は近交系Wistar Furthラットを用いた同系間での胃粘膜下膵島移植モデルの確立を目指した。先ず、Streptozotocin 55mg/kgを静脈内投与し、血糖が>300mg/dlになるのを確認し4-5日後に移植した。1)胃粘膜下への膵島移植手技の検討(Method-I):胃前庭部前壁に漿膜筋層に小切開をおき、粘膜下層に小さなスペースを作り、ピペットにて膵島を注入した。次に、膵島数を500個、800個、1200個、2000個と増やして各々移植し、血糖の推移を観察した。その結果、500個では血糖は低下せず、800個では50%は血糖低下を認めず、他の50%は血糖降下を見るも、移植後2日目に再度上昇した。1200個および2000個ではすべて血糖は低下するも、移植後3日目に再上昇した。一方、1200個を腎皮膜下に移植すると、全例長期に亘り血糖低下を認めたことより、移植膵島数は1200個で十分であるが、胃粘膜下移植手技に問題ありと考えた。すなわち、手技上の問題を鑑みるに、Method-Iでは、一旦血糖が下がり移植膵島は機能するが、数日でgraft failureとなることより、移植膵島が限られたスペースに密に存在することで血流障害を引き起こし、移植膵島が壊死に陥るのではないかと考えた。そこで、2)Method-IIとして、確実に胃粘膜下層で十分なスペースに膵島を移植すべく、胃前庭部を全層切開し、同部よりproximalおよびdistal側で生理食塩水を注入して、粘膜下を剥離させ、十分なスペースを作成し、1200個の膵島をMethod Iより希釈して、双方に移植した後、胃壁を縫合閉鎖した。その結果、血糖は現在、>14日(n=5)正常範囲を維持している。現在、HE組織像および同部のインスリン染色をして、その妥当性を検討している。また、その後、糖負荷試験を予定している。

報告書

(1件)
  • 2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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