• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

プロテオーム解析による放射線感受性規定因子の探求-感受性に基づいた食道癌の治療-

研究課題

研究課題/領域番号 17591366
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 消化器外科学
研究機関東北大学

研究代表者

小野寺 浩  東北大学, 病院, 助手 (70359511)

研究分担者 大内 憲明  東北大学, 大学院医学系研究科, 教授 (90203710)
宮崎 修吉  東北大学, 病院・講師 (50282075)
山田 章吾  東北大学, 病院・教授 (60158194)
森 隆弘  東北大学, 高度教育開発推進センター, 助手 (00323030)
根本 建二  東北大学, 大学院・医学系研究科, 講師 (10208291)
研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2006年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2005年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
キーワード食道癌 / 放射線治療 / プロテオーム解析 / RT-PCR / 放射線療法
研究概要

RT-PCRによる放射線感受性マーカー発現の検討
放射線高感受性食道癌細胞と低感受性食道癌細胞に4Gyの照射を行い、抽出したRNAを定量的RT-PCR法により解析した。その結果、放射線低感受性細胞では放射線照射後にケモカイン受容体類似遺蛋白質であるSTRL33、ストレス反応蛋白質であるHSF-1の発現が約2倍に増加していることが明らかとなった。これらの変化は放射線高感受性細胞では観察されなかった。また、放射線高感受性細胞では放射線照射後に細胞周期調節蛋白質であるXRCC3の発現が増加してくることが明らかとなった。これらの遺伝子の放射線照射後の発現変化を調べることにより、食道癌の放射線感受性を治療前に予測することができる可能性が示された。
食道癌細胞に対する放射線照射後の蛋白質発現の変化
放射線高感受性食道癌細胞及び低感受性食道癌細胞に4Gyの照射を行い、照射後48時間で細胞をトリプシン処理にて回収し蛋白質を抽出、のpH3-10 NLプレキャストゲルにて一次元目電気泳動を行った後、10-20%プレキャストグラジェントゲルにて二次元目電気泳動を行い、蛋白質を分離した。照射を行わないコントロールの泳動パターンと比較することにより、放射線低感受性細胞において照射後に30kDaから60kDaまでの6種類の蛋白質の発現が増加してくることが明らかとなった。これらの放射線低感受性細胞に特徴的な発現変化は放射線高感受性細胞から抽出した蛋自質の泳動では観察されず、放射線低感受性細胞に特徴的な蛋白質の発現変化と解釈され、これらの蛋白質を放射線感受性マーカー蛋白質として利用できる可能性が示された。

報告書

(3件)
  • 2006 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2005 実績報告書

URL: 

公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi