研究課題/領域番号 |
17591390
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
西尾 秀樹 名古屋大学, 医学部附属病院, 助手 (30345897)
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研究分担者 |
二村 雄次 名古屋大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (80126888)
梛野 正人 名古屋大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (20237564)
小田 高司 名古屋大学, 医学部附属病院, 講師 (30311715)
横山 幸浩 名古屋大学, 医学部附属病院, 助手 (80378091)
湯浅 典博 名古屋大学, 医学部附属病院, 講師 (00303610)
江畑 智希 名古屋大学, 医学部附属病院, 助手 (60362258)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2006年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2005年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
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キーワード | 肝再生 / 内皮細胞持続伸展 / IL-6 / インテグリン / シグナル伝達経路 / 非侵襲下門脈結紮モデル / STAT3 / 経皮経肝門脈塞栓術 / NF-kB / 類洞内皮細胞 / 持続伸展刺激 / インターロイキン6 |
研究概要 |
我々は以前、門脈塞栓術による血流変化に伴い非塞栓葉の類洞内皮細胞が約150%に持続伸展されることにより、NF-kBが活性化され、肝再生に重要なトリガーであるIL-6が分泌されることを報告した。そこでシリコン製のチャンバーに内皮細胞を培養し、持続伸展刺激を加えIL-6産生に至るシグナル伝達経路を調べた。持続伸展刺激による内皮細胞からのIL-6の産生は、インテグリンのoutside-in signalingに始まり、PI3-K/PLC-gamma/PKC/NF-kBによるシグナル伝達経路であることをつきとめた。 従来の門脈結紮モデルでは開腹による各種因子の発現への影響を否定できず、非侵襲下における肝再生のメカニズムを解明するため、surgical non-stressラット門脈結紮モデルを確立した。全身麻酔下に開腹し、結紮糸を門脈左枝の周りに結紮せずに通しておき、手術の侵襲が無くなる一週間目に皮下から出してある糸を引っ張り門脈結紮を行う。この非侵襲下門脈結紮モデルを用いて、門脈結紮後、非塞栓葉におけるNF-kBの活性は0.5-1時間に認め、IL-6mRNAの発現は3時間で有意に上昇した事を確認した。なおIL-6mRNAの発現はperlportal領域の類洞内皮細胞で優位に認められた。血清IL-6は3時間以内に速やかに上昇し6時間まで上昇し続けた。更にSTAT3の活性は3-6時間にピークをみた。以上の結果より、門脈塞栓術→非塞栓葉の類洞内皮細胞のstretch→NF-kBの活性→IL-6産生→肝細胞内でのSTAT3の活性→肝再生というcascadeの存在を示唆していると考えられた。
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