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大腸癌細胞由来微量変異APCの糞便からの検出による新しい大腸癌診断法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 17591404
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 消化器外科学
研究機関広島大学

研究代表者

池田 聡  広島大学, 大学院医歯薬学総合研究科, 寄附講座教員 (60397924)

研究分担者 岡島 正純  広島大学, 大学院医歯薬学総合研究科, 寄附講座教員 (90274068)
浅原 利正  広島大学, 病院・教授 (70175850)
研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2006年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2005年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワード便検査 / APC / MCR / Stop codon / 酵母 / URA3 / 5FOA / stop codon
研究概要

本研究では大腸癌の80-90%にAPC(adenomatous polyposis coli)遺伝子の異常があることに着目し、便中に含まれる微量の脱落癌細胞からDNAを抽出し、酵母を用い大腸癌の存在診断を行うことを目的とした。
(1)ヒト大腸癌由来細胞株SW480はAPC遺伝子内のMCR(Mutation Cluster Region)内にストップコドンを生じる変異を持っている。健常人リンパ球由来DNAとSW480由来DNAを用いてAPC遺伝子のMCR部分のPCRを行い、URA3(+)vectorへ組み込み、酵母に遺伝子導入し通常培地とFOA(+)培地でcultureしコロニー形成を確認した。FOA(+)培地では健常人由来のものはコロニー形成せず、SW480由来のものではAPC遺伝子異常のストップコドンのためURA3発現がみられず、コロニー形成が見られた。
(2)次にヒト便よりDNAを抽出する方法について、既に確立されている手技より更に採取量・方法などの点で改善を加え、安定したDNA採取が可能となった。
(3)健常ボランティアからの便DNA抽出、APCMCRのPCR、酵母への遺伝子導入の技術は完了できた。しかしながら更に遺伝子導入における効率の改善が必要である。担癌患者に関しては、切除腫瘍に対するAPCのSequence手技は完成している。現在院内倫理委員会に申請し、遺伝子解析が可能となるよう計画を進めている。
(4)現段階では当該研究は成熟しているとはいえず、特許申請はまだ行っていない。今後の実験成果をもって行う予定である。

報告書

(3件)
  • 2006 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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