研究課題/領域番号 |
17591407
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
寺嶋 吉保 徳島大学, 徳島大学・大学院ヘルスバイオサイエンス研究部, 助教授 (20243686)
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研究分担者 |
池本 哲也 徳島大学, 医学部・歯学部附属病院, 診療助手 (20398019)
安友 康二 徳島大学, 徳島大学・大学院ヘルスバイオサイエンス研究部, 教授 (30333511)
西岡 将規 徳島大学, 医学部・歯学部附属病院, 助手 (50398020)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2006年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2005年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
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キーワード | 肝転移 / 調節性T細胞 / NK細胞 / 脾摘 / 制御性T細胞 / 大腸癌 / FoxP3 / CD4+CD25+ Tcell / 免疫応答 / 宿側 / FACS解析 |
研究概要 |
(目的) 大腸癌における肝転移は重要な予後規定因子であり、そのメカニズム解明により宿主の肝転移高危険群の予測や、免疫強化療法に直結する可能性がある。今回、大腸癌肝転移モデルで、肝転移成立におけるCD4+CD25+Foxp3+Tcell(regulatory T cell、以下reg T)の活性を含めた免疫機構について検討した。 (検討項目) 1.肝転移モデルの作成と高肝転移株と低肝転移株の識別 2.肝転移モデルの末梢リンパ球と肝還流液中自由リンパ球中のregT数とNK細胞数のFACSでの計測 (結果) 1.転移能を有するマウス大腸癌細胞株colon26をBalb/cマウスの脾臓内に注入し肝転移モデルを作成した。高転移株と低転移株の樹立は困難であったが、colon26の脾注後に脾摘を行うと有意に肝転移個数が増加した(脾摘群vs脾温存群:p<0.01)。 2.脾摘群は、colon26をBalb/cマウスの脾臓に1×10^6個/0.1mlを移植、4日後に脾摘、脾注後7,10日目に犠死させた。脾温存群は、脾摘をせずにcolon26脾注後7、10日目に犠死させた。末梢リンパ節中のNK細胞は脾摘群で7,10日目いずれでも有意に高値を示した(p<0.01)。reg T数は2群間で有意な変化を認めなかった。 3.colon26の脾注を行わずに、脾摘の免疫系に及ぼす影響についてNK細胞数とreg T数を測定すると、脾摘群では脾温存群に比べて両者とも有意に低値を示した(p<0.05)。 4.肝自由リンパ球で同様にNK細胞数とreg T数の測定を行ったが、リンパ球分画が不明確で測定困難であった。 5.直腸同所性モデルを作成、肝転移成立に関してMMP等、転移に関する因子を検討中。 (まとめ) 脾摘により肝転移が増強した。末梢リンパ球中のreg Tが肝転移成立に及ぼす影響は低く、NK細胞の低下が肝転移増強に影響する可能性が示唆された。
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