研究課題/領域番号 |
17591460
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
胸部外科学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
中島 淳 東京大学, 医学部附属病院, 助教授 (90188954)
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研究分担者 |
垣見 和宏 東京大学, 医学部附属病院, 寄附講座教員(客員助教授) (80273358)
村川 知宏 (村川 知弘) 東京大学, 医学部附属病院, 助手 (50359626)
深見 武史 東京大学, 医学部附属病院, 助手 (40396742)
倉知 慎 東京大学, 大学院医学系研究科, 助手 (00396722)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2006年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2005年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
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キーワード | 非小細胞肺癌 / γδT細胞 / 細胞療法 / 自主臨床試験 / 安全性 / 推奨用量 / 抗腫瘍効果 / NKG2D陽性細胞 / NKG2D |
研究概要 |
本研究では原発性非小細胞肺癌再発例に対する自己末梢血中γδTリンパ球活性化療法の安全性と抗腫瘍効果につき検討した。末梢血の単核球分画をIL-2とPamidronate存在下培養すると、γδT細胞が1000倍程度増殖し、全単核球の85-95%となった。NKG2D陽性であり、MICA/B発現非小細胞肺癌株に対する細胞障害活性をin vitroで認めた。 当施設倫理委員会の承認下、臨床治験を開始した。非小細胞肺癌術後再発例に対して活性化自己γδT細胞を容量漸増方式で2週間毎に6回投与し、安全性・抗腫瘍効果を検討した。 治療同意された8例中6例が0.45-0.9x10^9個のγδT細胞を得、適格と判断され治療、4例が治験終了。治験中止例はなかった。2例γδT細胞が十分増殖せず不適格となった。 安全性:γδT細胞療法とは関連のない有害事象(感冒症候群)が一過性に認められたが、本治療関連の有害事象はなかった。調査用紙に基づくQOL測定(N=3)では、感冒によるQOL低下の1例以外はQOL低下は認められなかった。 CTによる再発病変評価(N=4)では有意な腫瘍径縮小は本研究期間中認められなかった。 3例で6回のγδT細胞投与前後の末梢血γδT細胞のサブセット解析を行った。3例とも投与期間中末梢血γδT細胞数およびeffector活性の増加がフローサイトメトリーで示された。現状では明らかな抗腫瘍効果が認められないが、in vitroではMICA陽性と陰性の癌細胞株に対する検討ではMICA陽性細胞株(U266骨髄腫由来)に対する細胞障害活性にNKG2D-MICA/Bの関与が示された。 現在までのところ非小細胞肺癌に対する明らかな抗腫瘍効果は示されなかったが、本治験は十分量のγδT細胞が実質4回しか投与できていないことから、今後投与量・間隔を考慮し実際の抗腫瘍効果が得られるべく検討を進めたい。
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