• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

癌腫に対するエンドスタチン療法の効果増強のために:鍵となる血管新生促進因子の解明

研究課題

研究課題/領域番号 17591481
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 胸部外科学
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

矢野 智紀  名古屋市立大学, 大学院医学研究科, 講師 (40315883)

研究分担者 羽田 裕司  名古屋市立大学, 大学院医学研究科, 臨床研究医 (50381893)
遠藤 克彦  名古屋市立大学, 大学院医学研究科, 臨床研究医 (10381873)
研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2006年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2005年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
キーワードエンドスタチン / 血管新生抑制 / VEGF / VEGF受容体 / インテグリン
研究概要

我々は強力な内因性血管新生抑制因子であるエンドスタチンを発現する遺伝子ベクターを作成し、形質導入の実験系を確立し、その有効な腫瘍増殖抑制効果を証明してきた。この強力なエンドスタチンの腫瘍抑制効果は持続性が乏しく、我々が施行してきた実験系でも腫瘍増殖抑制効果が証明されたが、その効果は持続せず、実験動物は腫瘍死となり、我々が理想とするtumor dormancy、つまり癌との共存には至らなかった。また実際の臨床試験でも現在まで良好な報告はない。この原因として、エンドスタチンのもつ強力な血管新生抑制効果を打ち消すような何らかの血管新生促進因子の代償的発現亢進が予想される。本研究ではマウス肺にエンドスタチン遺伝子を形質導入し、代表的な血管新生因子であるVEGFに着目し、その発現の程度を検討した。VEGF mRNAは定量的RT-PCR法でGAPDHを内因性コントロールとして定量した。今回の実験では、エンドスタチン形質導入群(n=6)では肺内のVEGF遺伝子発現はエンドスタチン形質導入後早期(24時間後)から認めており、その発現はコントロール群(n=6)に比べて高かった(ANOVAのScheffe法ではp=0.0755、Mann-Whitney U testでp=0.055)。この機序の詳細は不明であるが、エンドスタチン形質導入とVEGFの抑制が可能であれば、強力な血管新生抑制が持続的になる可能性が示唆された。

報告書

(3件)
  • 2006 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2005 実績報告書

URL: 

公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi