研究課題/領域番号 |
17591528
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
脳神経外科学
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研究機関 | 埼玉医科大学 |
研究代表者 |
安達 淳一 埼玉医科大学, 医学部, 講師 (70291143)
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研究分担者 |
西川 亮 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (90237678)
松谷 雅生 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (90010454)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2006年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2005年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | 上衣腫 / DNAチップ / 遺伝子異常 / FISH / 脳腫瘍 |
研究概要 |
37例の上衣腫に見られる染色体、遺伝子異常についてFISH(Fluorescence in situ hybridzation)、マイクロアレイ法にて網羅的に解析した。その結果、(1)22例のgrade2の上衣腫のうち、11例(50%)で第5染色体の増幅が腫瘍の存在部位と無関係に見られた。NF2遺伝子の欠失は22例の頭蓋内上衣腫の3例(14%)で、15例の脊髄上衣腫の8例(53%)で検出された。退形成性上衣腫における染色体17p13.3の欠失頻度はgrade2上衣腫のそれと比べて有意に高かった。以上の結果は第5染色体増幅は上衣腫の発生に、また、特にNF2遺伝子欠失は脊髄上衣腫の発生に深く関わっている可能性を示唆している。また、第17染色体の欠失(この染色体上の癌抑制遺伝子)は上衣腫の悪性化に関与していると推測された。
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