研究課題/領域番号 |
17591559
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
高橋 淳 (2006) 信州大学, 医学部附属病院, 講師 (60345741)
清水 富永 (2005) 信州大学, 医学部, 講師 (40283270)
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研究分担者 |
二階堂 敏雄 富山医科薬科大学, 医学部, 教授 (50180568)
脇谷 滋之 大阪市立大学, 医学部, 講師 (70243243)
古田 雅一 大阪府立大学, 医学部, 助教授 (40181458)
礒部 研一 (磯部 研一) 信州大学, 医学部附属病院, 助手 (80397314)
高橋 淳 信州大学, 医学部附属病院, 助手 (60345741)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2006年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2005年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | ナノパーティクル / 超音波刺激 / ドラックデリバリー / 抗癌剤 / 電気刺激 / ドラッグデリバリー |
研究概要 |
1.抗癌剤含有のナノパーティクルの作製 昨年度に作製したポリペプチドPoly[(GVGVP GVGVP GKGVP GVGVP GVGVP GVGVP)_<22>(GVGVP)]以外に[(GVGVP)_<25>]を作製しその後者において、その粒子に赤色色素Brebrich Scarlet Redを含浸させ、徐放実験を行ったところ2週間以上にわたって持続的に色素が放出されることを確認した。また、その両者においてペプチド30mgに対してメソトレキセート3.5mgを担持させたものを作製。最低3日以上の徐放を確認した。 2.抗癌剤含有ナノパーティクルと抗癌剤の超音波刺激による細胞内導入と、その抗腫瘍効果 担癌マウス(ルイス肺癌)に対して(1)未治療群(2)メソトレキセート投与群(3)メソトレキセート含有ナノパーティクル投与群(4)メソトレキサート投与+超音波刺激装置を用い細胞内導入を行った群(5)メソトレキサート含有ナノパーティクル投与+超音波刺激装置を用い細胞導入を行った群で治療を行い、その抗腫瘍効果の比較検討を行った。 薬剤の投与は全身投与(腹腔内投与)にて施行した。(4)・(5)群において他群と比較して有意差をもって腫瘍の縮小が得られた。特に(5)群では縮小効果が増強され、薬剤の徐放効果を示すものと考えた。また、超音波刺激を行った群では投与単独と比較して腫瘍内のメソトレキサート濃度の増加が認められ、腫瘍縮小効果の増強が得られた。また、蛍光色素(テキサスレッド)含有メソトレキセートを投与し、超音波刺激を行った場合、超音波刺激を行わなかった群と比較し蛍光色素の腫瘍細胞内への導入増加が観察され、超音波刺激により薬剤の細胞内導入が増強されることが確認できた。
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