研究課題/領域番号 |
17591565
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
柿木 良介 京都大学, 医学研究科, 助教授 (20314198)
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研究分担者 |
中村 孝志 京都大学, 医学研究科, 教授 (10201675)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2006年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2005年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 骨髄葉間系細胞 / 末梢神経再生 / 人工神経 / 細胞分化 / 血管 / 血管柄 / 骨髄間葉系細胞 / チュービング / 骨髄間質細胞 / 血管柄含有チューブ |
研究概要 |
外傷や悪性腫瘍切除後に発生する末梢神経欠損の治療としては、自家神経移植術が広く行なわれてきて,良好な結果が報告されている。しかし自家神経移植術では、正常神経を採取するため、神経採取部に神経欠落症状を伴うことや採取可能な神経量に限界があるため、直径の大きい神経で長い欠損のある場合は移植不能となる欠点がある。自家神経移植術に代わる方法としては、同種神経移植術と人工神経があるが、前者では、生命に関る副作用を有する免疫抑制剤の一生投与の必要性や神経提供者の少ない現状を鑑みれば、実施は難しい。我々は血管束を挿入したチューブにMSC細胞(未分化間葉系細胞)を含有させた人工神経を開発し、ラット坐骨神経でチューブ内の神経再生を評価した。その結果チューブ内に移植したMSCは神経再生の起こる過程で、Schwann細胞様細胞に分化し、神経再生を促進していることがわかった。この結果より、われわれの開発した血管柄入りMSC細胞含有チューブは実用性の高い人工神経鞘と考えられた。今後イヌなどの大動物を用いての追試が待たれる。
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