研究課題/領域番号 |
17591619
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
麻酔・蘇生学
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
山倉 智宏 新潟大, 医歯学系, 助教授 (80272847)
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研究分担者 |
河野 達郎 新潟大学, 医歯学総合病院, 助手 (00313536)
崎村 建司 新潟大学, 脳研究所, 教授 (40162325)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2006年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2005年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
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キーワード | 脳保護 / NMDA受容体 / 欠損マウス / 総頸動脈遮断 |
研究概要 |
野生型マウス(C57Black/Crj6マウス)およびNMDA受容体ε1サブユニット欠損マウスにおいて両側総頸動脈遮断による脳虚血を施行し、その後の神経細胞死(necrosisおよびapoptosis)の免疫組織化学的な解析をすすめた。両側総頸動脈の遮断時間を12分として、海馬CA1領域における神経細胞生存率に及ぼす影響を検討したが、個体間の結果のばらつきが非常に大きかった。このばらつきは野生型マウスでもε1サブユニット欠損マウスにおいても同様であった。ばらつきの原因として、脳血流量の減少率に個体差があるのかを検索するために、脳皮質血流をレーザードップラー血流計により測定した。その結果、脳血流量にはばらつきはなく一様に遮断前の10〜20%以下に減少していることが確認された。しかし、再灌流後の脳血流量には個体差が認められた。したがって、ばらつきの原因としては、再灌流後の脳血流量の違いが関与しているのか今後の検索が必要である。また、体温を一定にするために小動物用体温制御装置を使用し、マウスの体温が一定に保たれていることを観察した。さらに、総頸動脈遮断のための麻酔としてペントバルビタールの腹腔内投与を用いたが、その血中・脳内濃度がマウスによってばらついているのではないかという可能性が考えられ、イソフルレンあるいはセボフルレン麻酔下での両側総頸動脈遮断による影響を現在検討している。
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