研究課題/領域番号 |
17591651
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
麻酔・蘇生学
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研究機関 | 杏林大学 |
研究代表者 |
飯島 毅彦 杏林大学, 医学部, 助教授 (10193129)
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研究分担者 |
三島 竜弥 杏林大学, 医学部, 助手 (40317095)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2006年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2005年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
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キーワード | ミトコンドリア / 神経細胞死 / 脳虚血 / 膜電位 / 細胞内カルシウム / fluo-3 / Rhod-2 / uniporter / Akt / 細胞内Ca |
研究概要 |
これまでの研究により、短時間(30分)の無酸素無糖培養(OGD)後にはミトコンドリア膜電位が過分極し、長時間では膜電位は脱分極することを示してきた。さらにこの膜電位とapoptosisおよびnecrosisの死の形態に関連があることを示してきた。平成17年および18年はこれまでの結果を受けて、ミトコンドリアによる細胞死の調節機構を細胞内Ca^<++>濃度上昇抑制作用、およびsignaling pathwayであり、apoptosisの調節機構を持つAktのリン酸化に注目し、研究を進めた。 1ミトコンドリアの細胞内Ca^<++>緩衝作用 実験モデルは、30分120分のOGDを負荷した培養細胞を用い、グルタミン酸を負荷することにより細胞内Ca^<++>濃度を上昇させ、その際のミトコンドリア内Ca^<++>濃度を同時にモニターした。その結果、30分OGDの細胞では、細胞内Ca^<++>濃度は、ピークに達した後速やかに減少した。同時に測定したミトコンドリアCa^<++>濃度は上昇を続けた。OGDを与えていない細胞と比較してミトコンドリアCa^<++>緩衝作用が強いことが示された。一方、120分OGDでは、グルタミン酸負荷による細胞内Ca^<++>濃度上昇も少なく、ミトコンドリアCa^<++>濃度上昇も少なかった。同時に評価したミトコンドリア膜電位は30分OGDでは他の群と比較して高く(過分極)、120分OGDでは低かった。このことより、30分OGDでのミトコンドリア膜電位の過分極は細胞内Ca^<++>濃度上昇を緩衝する作用をもたらしており、短時間虚血後に見られる虚血耐性(ischemic preconditioning)との関係が示唆された。 2 0GD後のAktリン酸化 30分OGD後AKtのリン酸化が促進され、120分OGD後ではリン酸化が抑制されることがELISA法により確認された。現在、Western blottingにより確認を行っている。
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