研究課題/領域番号 |
17591666
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
泌尿器科学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
兵地 信彦 東京医科歯科大学, 医学部, 非常勤講師 (30275896)
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研究分担者 |
影山 幸雄 東京医科歯科大学, 医学部, 非常勤講師 (10211153)
杉山 弘 京都大学, 理学研究科, 教授 (50183843)
木原 和徳 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (40161541)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,410千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 210千円)
2007年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2006年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2005年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | ポリアミド / 前立腺がん / 男性ホルモン受容体 / 抗男性ホルモン剤 / 遺伝子変異 / 前立腺癌 / 男性ホルモン / 再燃 |
研究概要 |
男性ホルモン受容体はそのト流遺伝子のプロモーターにある特異的結合配列AREに結合してその作用を発揮する。AREを標的としたピロールイミダゾールポリアミドを設計、合成し、男性ホルモン受容体を遺伝子導入したヒト前立腺癌細胞においてPSAの転写が抑制されるかどうかを検討した。レポーターアッセイでの評価でPSAの転写は濃度依存的に抑制が得られたが、特異性の面で問題があることが判明した。AREの配列は標的遺伝子ごとのバリエーションがあり、それをカバーするためにはある程度特異性を犠牲にせざるを得ない。そこで抑制效果を担保しつつ特異性の問題を克服するため既存の抗男性ホルモン剤の併用を視野にいれた基礎的検討を行った。正常型および変異型の男性ホルモン受容体遺伝子を作製し、ヒト前立腺癌細胞PC3に導入し、最も效率の良い抗男性ホルモン剤の選択法を探った。その結果ビカルタミド耐性に関係するW741C変異にはヒドロキシfルタミドとニルタミドとニルタミドが、ヒドロキシフルタミド耐性に関係するT877A変異ではビカルタミドが、W741CとT877A変異の組み合わせに対してはニルタミド、サイプロテロンが抑制効果を示すことが判明し、国際学会および国際誌に報告した。
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