研究課題/領域番号 |
17591668
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
泌尿器科学
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研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
布施 秀樹 富山大学, 大学院医学薬学研究部, 教授 (40143292)
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研究分担者 |
永川 修 富山大学, 大学院医学薬学研究部, 講師 (00217978)
明石 拓也 富山大学, 附属病院, 助教 (70345560)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2006年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2005年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | 前立腺癌 / アンドロゲン受容体 / 浸潤、転移 / 細胞外マトリクス / ケモカイン / HGF関連因子 / 浸潤 / 転移 / HGF |
研究概要 |
1:前立腺癌細胞株DU-145/ARとDU-145との間には接着能、浸潤能において差が生じること、まだアンドロゲンはDU-145/ARの浸潤に関し抑制的な効果を示すことが示された。さらにアンドロゲンおよびアンドロゲン受容体(AR)の相互関係が特異的インテグリンの発現に影響を及ぼすことで前立腺癌細胞は細胞外基質に対する接着、浸潤、移動を調節している可能性が示唆された。 2:ARの存在が一部のケモカイン受容体の発現に影響を与えており、その細胞移動能にも関与していることが示された。 3:有骨転移前立腺癌症例の前立腺針生検組織におけるケモカイン受容体(CXCR4)の発現と予後との関係について検討した。前立腺癌骨転移症例患者全体の94%にCXCR4の発現が見られ、CXCR4染色性強陽性の患者はその予後は不良であった。 4:前立腺癌細胞株と前立腺上皮細胞には、HGF activator inhibitor type1(HAI-1)の発現が確認されたが、前立腺問質細胞には発現を認めなかった。培養上清中のsoluble typeのHAI-1の有無も上記のmembrane typeの発現と同様の結果であった。まだアンドロゲンは、一部の細胞のHAI-1の発現に影響を与えた。
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