研究課題/領域番号 |
17591715
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
角田 肇 筑波大, 人間総合科学研究科, 助教授 (60197754)
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研究分担者 |
野口 雅之 筑波大学, 大学院人間総合科学研究科, 教授 (00198582)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,610千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 210千円)
2007年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2006年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2005年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 子宮腺筋症 / 子宮内膜間質肉腫 / 子宮内膜間質細胞 / TALPAT法 / MALAT-1 / CS0D1066YJ10 |
研究概要 |
子宮腺筋症における内膜腺管間質の筋層内進入を浸潤のモデルとして網羅的分子生物学的解析を行う目的で去年度から子宮内膜間質肉腫(ESS)と正常子宮内膜の間質細胞との間で差次的発現遺伝子解析をおこなっている。用いた症例は58歳のESSの肺転移例で正常子宮間質細胞は40歳の子宮筋腫症例から得た。腫瘍組織はそのまま、また正常内膜は組織マイクロダイセクション法を用いて間質細胞のみを採取してmRNAを抽出し、T7RNA polymeraseを用いたRNAの増幅法にてそれぞれのRNAを増幅した後、Suppression Subtractive Hybridization法にて両者の細胞に発現する遺伝子量を網羅的に比較検討した。その結果、正常子宮間質細胞に比べてESSで多く発現している遺伝子として浸潤性肺癌に高発現すると言われているMALAT-1を、逆にESSに比べて正常子宮間質細胞に多く発現している遺伝子としてPlacental CS0D1066YJ10(正常胎盤発現遺伝子ライブラリーに登録されている機能未知の遺伝子)を同定できた。これらの遺伝子の発現状態をin situ hybridization法で確認するとMALAT-1はESSや正常間質細胞(増殖期)に特異的に、またPlacental CS0D1066YJ10は正常子宮間質細胞(分泌期)に特異的に発現していることがわかった。特にPlacental CS0D1066YJ10は興味ある遺伝子で、種々の正常組織についてその発現を解析したが分泌期子宮内膜間質と脱落膜以外に発現している組織は無かった。今後Placental CS0D1066YJ10遺伝子の産物に対する特異的抗体を作製し、同遺伝子の機能解析を進める予定である。
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