研究課題/領域番号 |
17591787
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
田村 芳寛 (2006) 京都大学, 医学研究科, 助手 (40397550)
藤野 清大 (2005) 京都大学, 医学研究科, 助手 (50359832)
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研究分担者 |
中川 隆之 京都大学, 医学研究科, 助手 (50335270)
小島 憲 京都大学, 医学研究科, COE研究員 (60378685)
安里 亮 京都大学, 医学研究科, 助手 (70283603)
山本 典生 京都大学, 医学研究科, 助手 (70378644)
田村 芳寛 京都大学, 医学研究科, 医員 (40397550)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2006年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2005年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | Wnt情報伝達系 / 高度感音難聴 / β-カテニン安定化マウス / GSK-3β / コンディショナル・ノックアウト / Cre-loxPシステム / 有毛細胞 / 有毛臍傍 / in vivo / コンディショナル・ノック |
研究概要 |
1)β-カテニン安定化マウス器官培養内耳における蝸牛有毛細胞再生 β-カテニン安定化マウス(本学医学研究科武藤研究室より供与)を用いてWnt情報伝達系の阻害因子、GSK-3βのコンディショナル・ノックアウトを行う。本マウスでは、Cre-loxPシステムを用いて生後任意の時期に特定の臓器でGSK-3βのノックアウトを行うことが可能である。生後3日齢マウスの蝸牛コルチ器を器官培養し、アデノウイルスベクターを用いてCre遺伝子を導入する。現在ウイルスベクターの導入条件を変えて実験を積み重ねている。 2)GSK-3β阻害剤投与によるWnt情報伝達系の活性化→有毛細胞の再生 器官培養コルチ器に対し、各種GSK-3βの阻害剤を投与する。Kenpaullone Indirubin-3'-monoxime、GSK-3 Inhibitor II、BIOなどを投与している。一部の標本において有毛細胞の増殖を示唆する所見が得られている。 3)In vivoでのWnt情報伝達系活性化による有毛細胞の再生について In vitroでの実験に引き続いた実験で、in vivoの系においてWnt情報伝達系活性化を試みるものであるが、in vitroの実験では、有毛細胞の増殖を示唆する所見に乏しいものがあったためin vivoでの実験については臨床応用にうまくつなげていくために慎重に実験を積み重ねている。皮下埋め込み型浸透圧持続注入ポンプ装置による経正円窓膜的持続法(モルモット)については現在ポンプからの持続注入条件をかえて実験を積み重ねており、正円窓窩に徐放性ジェルを留置する方法(成マウス)においては、免疫染色や走査電子顕微鏡撮影での観察でも有毛細胞の増殖・再生を示唆する所見は現在までは得られなかった。
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