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エナメル芽細胞のタイトジャンクションと物質輸送の細胞生物学的解析

研究課題

研究課題/領域番号 17591909
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 形態系基礎歯科学
研究機関岡山大学

研究代表者

山本 敏男  岡山大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (30107776)

研究分担者 河井 まりこ  岡山大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助教 (40379839)
佐々木 博之  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教授 (60170693)
研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2006年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2005年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワードタイトジャンクション / エナメル芽細胞 / クローディン / オクルディン / エナメル質形成 / 歯 / tight junction / エナメル質 / claudin / 細胞接着装置 / 細胞接着 / 細胞間輸送 / 免疫組織化学
研究概要

タイトジャンクション(TJ)は上皮細胞間隙を通過する細胞間輸送経路のバリアーとして機能し,TJを構成するタンパクとしてはオクルディン(OLD)とクローディン(CLD)が知られている。CLDは24種からなるファミリーを形成しており,細胞,組織特異的に発現する。エナメル芽細胞は口腔粘膜上皮に由来し,エナメル質形成を行い,エナメル質形成に際し必要なタンパクやミネラルはエナメル芽細胞層を通過して輸送される。本研究では上皮細胞を介しての物質輸送に重要な機能を有するTJに着目し,エナメル芽細胞におけるOLDならびにCLD-1からCLD-10までについて,それらの発現パターンを免疫組織化学的に調べた。形成期エナメル芽細胞においてはOLDとCLD-1,-8,ならびに-9が遠心端に発現していた。成熟期のエナメル芽細胞においては,形成期エナメル芽細胞において発現がみられたOLD,CLD-1,-8,-9に加えCLD-6,-7と-10が新たに発現していた。これらのOLDならびにCLDは共に近心端と遠心端に局在が認められ,且つruffle-ended ameloblast(R-A)とsmooth-ended ameloblast(S-A)の領域には無関係であった。他方,成熟期のエナメル芽細胞層の部位によっては,これらOLDならびにCLDが近心端にのみ発現している領域もみられた。得られた結果から,エナメル芽細胞におけるOLDならびにCLDは形成期と成熟期で発現パターンならびに局在に著しい相違があることが示され,且つこれらの相違はエナメルタンパクならびにミネラル輸送機構など,細胞機能に関連していることが示唆された。

報告書

(3件)
  • 2006 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] エナメル芽細胞におけるタイトジャンクション構成タンパククローディンの免疫組織化学的研究2005

    • 著者名/発表者名
      秦 正樹
    • 雑誌名

      歯基礎誌 47 suppl

      ページ: 89-89

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2020-06-24  

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