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老化と歯牙喪失による咀嚼システムの機能低下を回復させる医療開拓のための基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 17591913
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 形態系基礎歯科学
研究機関広島大学

研究代表者

前田 憲彦  広島大学, 大学院医歯薬学総合研究科, 教授 (60049418)

研究分担者 末宗 節子  広島大学, 大学院医歯薬学総合研究科, 助手 (80112209)
研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2006年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2005年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワード咀嚼システム / 老化 / 顎運動制御システム / ニューロン / 神経細胞新生 / FGF / 中枢神経系 / ニユーロン / BrdU / 細胞新生
研究概要

平成17年〜18年度に得た成果の概略をまとめ本申請課題の成果報告書とする。
無処置マウスにおいて、Messencephlic nucleus(Me5)とTrigeminal ganglion(TG)におけるニューロンの数は、生後360日齢では30日齢の数と比べて有意に減少する。実験的に臼歯を抜去するとInferior alveola rnerve(IAN)の早期変性、Me5とTGにおけるニューロン数の有意な減少を引き起こす。一方、脳における神経再生等に大きな役割を果しているacidic fibroblast growth factor(aFGF)は、生後10日のマウスの脳の様々な部位に発現しており、加齢とともに増加することが明らかになった。さらに、臼歯の抜去直後に、抜歯窩にaFGFを投与した後、Me5、TGにおいてニューロン数を調べた結果、aFGF無処置のマウスで減少していたニューロン数が、抜歯をしていないマウスのレベルにまで回復していた。
さらに、正常なICRマウスを用いて、脳におけるニューロンの新生が見られる部位と見られない部位を特定するために、自由飲水によりBrdUを投与し、BrdUの取り込み細胞の存在を確認した。引き続きBrdUを取り込んだ細胞がどのような細胞の前駆体であるかにっいて、ニューロンの前駆細胞のマーカーであるDCX等のマーカーと細胞新生の指標となるBrdUの二重免疫組織化学等の方法を用いて解析した。その結果、咀嚼に関連した部位を含む中枢の様々な部位での細胞新生とニューロンの前駆細胞の存在を確かめた。今回の研究で特に興味深い所見は、様々な行動制御に関与する黒質に細胞新生が認められたことである。しかしながら、これらの結果の具体的な記載については現在論文としてとりまとめちゅうであるため割愛する。

報告書

(3件)
  • 2006 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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