研究課題/領域番号 |
17591983
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
保存治療系歯学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
板垣 由美 東北大学, 大学院・歯学研究科, 助教 (10223067)
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研究分担者 |
島内 英俊 東北大学, 大学院・歯学研究科, 教授 (70187425)
荘司 佳奈子 東北大学, 大学院・歯学研究科, 助教 (90302158)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,670千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 270千円)
2007年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2006年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2005年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 実験的歯周炎 / P. gingivalis 感染 / 血糖値 / 中性脂肪 / TNF-α / CRP / adiponectin / P.gingivalis / サイトカイン |
研究概要 |
本研究では、歯周病巣局所の炎症病変あるいは歯周病原性細菌の存在が、全身状態に及ぼす影響を検討するため、ラットに実験的歯周炎を作成し、さらに歯周ポケット内にPgを感染させた場合の血中脂質濃度、血糖値および炎症性因子の変化を検討した。実験にはWistar系雄性ラット48匹を用い、Pg感染群および未処置群の2群に分けた(各24匹)。Pg感染群ではM1に実験的歯周炎を惹起した後、Pg感染群には歯周ポケット内にPg付着絹糸を挿入し、未処置群は麻酔のみを行って、同様に5週間飼育した。飼料はより高度な歯槽骨吸収を惹起させるため、実験1では糖含有量の高いもの、実験2では脂肪含有量の高いものを与えた。 得られた結果は以下の通りである。 1. 歯槽骨吸収度はPg感染群が未処置群よりも有意に大きかった。飼料の違いによる吸収度に有意差は認められなかった。 2. 実験1および2において、Pg感染群と未処置群の間で、血糖値および中性脂肪濃度に有意差は認められなかった。 3. 末梢血中のTNF-α、IL-6、CRPおよびadiponectin濃度はいずれもPg感染群の方が未処置群よりも低い値を示したが、有意差は認められなかった。 本実験系では歯周組織へのPg感染が中性脂肪や血糖値などの代謝系や、TNF-α、IL-6、CRPおよびadiponectin濃度に有意な変化を及ぼすことはなかった。しかし肥満誘発ラットにおいてサイトカインレベルおよびadiponec-tin濃度が低下する傾向を示したことから、今後は歯周組織へのPg感染による全身への影響に関して、飼料の種類が及ぼす影響を検討する必要があると思われる。
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