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低反応レベルレーザー治療用ロボットの開発-試作ロボットの評価と改善-

研究課題

研究課題/領域番号 17592032
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 補綴理工系歯学
研究機関九州歯科大学

研究代表者

小園 凱夫  九州歯科大学, 歯学部, 教授 (90047811)

研究分担者 柿川 宏  九州歯科大学, 歯学部, 助教授 (50047841)
田島 清司  九州歯科大学, 歯学部, 講師 (60155075)
永松 有紀  九州歯科大学, 歯学部, 助手 (40220579)
研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2006年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
2005年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード歯科用レーザー / 低反応レベルレーザー治療 / ロボット / 皮膚表面温度
研究概要

歯科用レーザーを用いた低反応レベルレーザー治療(LLLT)の代替支援システムの開発に向け、試作したロボットの性能評価・改善を行った。動作の基本パターンとしてプログラミングされた基本パターン「渦」、「円」、「花」を描きながら3.5回転/秒で偏心運動させると、いずれも指定領域内を万遍なく照射できることが確認された。しかし、「渦」は次のサイクルに移行する際に一瞬停止し、スムーズな運動が起こりにくいため、プログラムから削除することとした。レーザーハンドピースを把持して作動させると、ロボットが小型軽量であるためレーザーの多関節アームの抵抗を受けて不規則な運動が生じたが、ロボットを固定し安定化を図ることによって不規則性はかなり改善されることがわかった。
次に臨床的な有用性を評価するため、「円」および「花」の各回転運動パターンを用いて手の甲へLLLT照射し、熱画像カメラによる皮膚表面温度を測定した。手の甲とレーザーチップとの距離を10cmとし、半径4cmの範囲内を3.5回転/秒で1W、10分間照射した。照射5分後で平均1.7℃上昇しており、その後さらに5分間照射してもわずかに上昇する傾向が見られる程度であった。この結果は、手動による顎関節付近へLLLT照射した文献と一致している。また、照射を受けていない指先にも温度上昇が見られ、LLLTが血管を拡張して血流増加をもたらすという説を裏付けた。本研究で性能評価・改善した試作代替支援システムは、コンピュータ制御により規則的な回転運動で照射領域内を偏りなく照射できるという利点をもっているため、手動で行うより安定した安全かつ確実なLLLT照射ができ、十分臨床応用が可能であることがわかった。
安全装置については、作動トランスおよび超音波距離計を用いて非常時の自動停止を試み、機能的にはうまく作動するが、それらを設置することによって患者の不安感を募らせることになるため、当面は状況に応じて術者がon/offの操作を行うこととした。

報告書

(3件)
  • 2006 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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