研究課題/領域番号 |
17592034
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
補綴理工系歯学
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研究機関 | 北海道医療大学 |
研究代表者 |
大野 弘機 北海道医療大学, 歯学部, 教授 (70018430)
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研究分担者 |
平井 敏博 北海道医療大学, 歯学部, 教授 (80014273)
遠藤 一彦 北海道医療大学, 歯学部, 助教授 (70168821)
川島 功 北海道医療大学, 歯学部, 講師 (50133244)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2006年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2005年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
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キーワード | 高温酸化 / 多孔質構造 / ハイブリッドセラミックス / 低溶陶材 / アパタイト / 歯冠用硬質レジン |
研究概要 |
申請者らは、高温酸化と酸洗を組み合わせた処理によって、金合金表面にスポンジ構造を形成する方法を考案した。すなわち、14K金合金を大気中で高温に加熱した場合、Cuが酸化し黒色の酸化皮膜が形成されると同時に合金の内部にもCu_2Oが形成される。Cu_2Oの内部酸化粒子は孤立して観察されるが、三次元的な構造を有しており、外部と連続している。内部酸化粒子を酸洗いで除去すると合金表面に多孔質構造を形成できる。この構造に高分子材料を接着すると、生体内で耐久性を有する金属/高分子材料接合構造が構築できることを報告した。さらに、このスポンジ構造にハイブリッドセラミックスやアパタイトを均一に被覆する手法を開発した。本研究では、異なる素材を複合化し、傾斜機能を有する新たなバイオマテリアルの臨床応用を目的とした。 臨床応用を目的として、次の基礎研究と臨床研究を遂行し、天然歯色を有する補綴物・修復物の製作方法を開発し、臨床応用を実施した。 1)スポンジ構造へのハイブリッドセラミックス層の構築に関する基礎的研究を実施した。 2)湿式法によって合金表層のスポンジ構造にハイドロキシアパタイトを機械的に固定するための基礎的研究を実施した。 3)メタルフレームやメタルクラウン表面にハイブリッドセラミックス被覆する方法の基礎研究を実施した。 4)金属色を排除し、審美性に優れた補綴物の製作法を開発し、臨床に応用した。
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