研究課題/領域番号 |
17592045
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
補綴理工系歯学
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研究機関 | 東京歯科大学 |
研究代表者 |
三宅 菜穂子 東京歯科大学, 歯学部, 助手 (40276978)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2006年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2005年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | ゼータ電位 / 唾液タンパク / 補綴材料 / アパタイト / レーザー照射 / 接触角 / レーザー |
研究概要 |
本研究では補綴材料およびアパタイト表面のゼータ電位・接触角の測定、SEM・AFMにる微細構造観察、電気泳動装置を用いた補綴材料およびアパタイト表面へのBSAの吸着験、レーザー照射後のアパタイト表面のゼータ電位・接触角の測定、レーザー照射後のパタイト表面へのBSAの吸着阻止効果について検討することとした。 ゼータ電位は平板状材料の表面電位が測定可能な電気泳動光散乱光度計(ELS-800^<TM>大塚電子社製)を用いた(10mMNaCl)。電気泳動装置を用いた被験材料表面へのBSAの吸目実験を行い、吸着実験前後のゼータ電位からBSAの吸着状態を比較した。レーザーにGaAIAs半導体ダイオードレーザーLD15を使用し、アパタイトへの照射は6.1Watt60sec、300J/c m^2のエネルギー密度で行った。 アパタイト表面へのレーザー照射前後を比較するとレーザー照射前(-9.1 mV±1.9、n=18よりもレーザー照射後(-11.2mV±1.7、n=9)のほうが負に大きくなる傾向が認められた接触角はレーザー照射前後を比較するとレーザー照射前(29.5°±4.9、n=37)よりもレザー照射後(27.5°±4.08、n=14)のほうが小さくなる傾向が認められた。コントロールとレーザー照射群のSEM像ではいずれも多数の研磨傷が観察され、差異はみとめられなかったが、AFMコントロール群に比ベレーザー照射群で研磨傷先端が丸くなっていた。電気泳動装置を用いた試料片表面への唾液タンパクの吸着実験から歯冠用硬質レジンでは材質1よってBSAの吸着状態をコントロールできる可能性が示唆されたが、アパタイトでは今・使用したレーザー照射条件で非アパタイトとレーザー照射アパタイトにBSA吸着状態に差が認められず、レーザー照射後のアパタイト表面への唾液タンパクの吸着阻止効果は確認できなかった。
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