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3次元生体力学シミュレーション法で成長期の顎関節症と顎関節形態の関連性を検証する

研究課題

研究課題/領域番号 17592142
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 矯正・小児系歯学
研究機関鹿児島大学

研究代表者

重田 浩樹  鹿児島大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助教 (10274854)

研究分担者 岡田 裕  鹿児島大学, 大学院・理工学研究科, 准教授 (50281738)
研究期間 (年度) 2005 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,680千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 180千円)
2007年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2006年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2005年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
キーワード歯学 / 顎関節 / 生体力学 / シミュレーション / 解析・評価
研究概要

成人における関節円板障害と顎関節形態との関連性を報告している研究は認められるものの、顎関節形態の成長発育過程で重要な時期にある若年者の関節円板障害発症にも特異的な形態が関与しているのかを明らかにしている報告は少ない。よって、本年度は、顎関節症を主訴として来院し、画像検査を行なった対象関節を、関節円板障害の認められる群(ADD群)と関節円板障害の認められない群(Normal群)に分け、水平断MR画像上で計測された下顎頭長軸角(Horizontal Condylar Angle〔HCA〕)や前頭断MR画像上で計測された下顎頭長軸角(Frontal Cond ylar Angle〔FCA〕)を求め、2群間で比較した。その結果、ADD群の下顎頭は、Nomlal群の下顎頭と比較し、有意にHCA、FCAとも大きな値であることと、HCAでは15歳以上で、FCAでは15歳未満で有意に大きな値であることがわかった。よって、若年者の関節円板障害発症にも特異的な形態が関与していることが示され、下顎頭形態の成長発育過程で関節円板障害が生じやすい形態に変化していることが示唆された。何故、このような形態変化を生じるのかの理由として、研究代表者は『機能』が関与していると考えている。すなわち、咀嚼や噛みしめなどにより上下歯列間に咬合力が加わると、同時に顎関節にも圧縮力が加わる。この応力は顎関節の成長を促すとともに正常な機能と構造の維持に重要な役割を担っているが、顎関節に加わる応力が過剰になると顎関節症を引き起こすとも考えられている。今後、この結果の妥当性を検証するためにも、顎関節の成長発育過程において機能がどのように関与しているのかを本研究課題で構築してきた3次元有限要素モデルを使用し、より詳細に検討していく予定である。

報告書

(4件)
  • 2007 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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